大相撲

■24夏初日 1横綱4大関暗転のスタート

チケットは超スピードで完売した五月場所。そんな
なかで初日が始まった。館内では顔なじみと3、4
人出合った。これからの場所中に一緒に観戦する仲
間である。それにしても場所の感覚が離れていただ
けに不慣れな部分が出てくる日であった。

チケット完売とは裏腹に土俵は思いもかけない展開
が待っていた。1横綱4大関がそろって黒星スター
トしたのだ。これ以上ない最悪の大荒れである。

<大栄翔に押し負けた琴櫻>

霧島、貴景勝、琴櫻、豊昇龍、照ノ富士とバタバタ
と敗戦を繰り返していった。大鵬だったらストッパ
ーになっていた。それが使命だからだ。1横綱4大
関の敗因ははっきりしている。先に攻められている。
力負けしている。

相撲は自分が力を出せる体勢をいかにつくるかのし
のぎ合いである。1横綱4大関は自分の体勢をつく
るどころか崩されていた。大関霧島は豪ノ山にいっ
ぺんにもっていかれた。押し相撲の大関貴景勝は逆
に平戸海に押しで圧倒された。

<熱海富士が豊昇龍に上手を与えず攻め切った>

大関琴櫻は大栄翔と押し合いになり、押し負けた。
大関豊昇龍は熱海富士に上手を取れずに右四つ。豊
昇龍の下手投げは食わないとばかりに腰をおしつけ
つぶすような上手投げを決めた。横綱照ノ富士の相
手は小細工のない大の里である。結果は照ノ富士の
馬力負けの相撲になった。

横綱・大関は0勝5敗の初日となった。2日目以降
横綱・大関は、誰が立ち直ることができるのか。初
日暗転のスタートとなっただけににわかに想像でき
ない。

<大の里が照ノ富士を圧倒>

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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