前回は、
2016~2017年に京都/東京国立近代美術館にて開催された「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」
そこで行われた対談イベント、十五代樂吉左衞門と各界の著名人たちとの対談を収録した『観じる名碗 樂家相伝の美』(樂 吉左衞門、世界文化社)を紹介しましたが、その流れでこんな本はいかがでしょう。
『名碗を観る』(林屋晴三、世界文化社)
この本は凄いです。
茶の湯文化の権威・林屋晴三氏が、遠州華道家元・小堀宗実氏、武者小路千家家元・千宗屋氏と共に名だたる名碗を鑑賞し、流派や立場を超越したところで、茶碗の美やその魅力について語ります。
楽と光悦茶の茶碗6点、和物茶碗6点、高麗茶碗10点の計22点(うち国宝3点、需要文化財7点を含む)の茶の湯茶碗を、それらにふさわしい茶室で、それらに合わせた茶道具と取り合わせ、実際に茶を点て、鑑賞していきます。
それぞれの茶碗はもちろん、鑑賞中の臨場感あふれる写真は迫力満点。
前回紹介した『観じる名碗』よりマニアックではありますが、茶の湯に興味がある人はもちろん、日本の伝統文化や日本美術愛好家にぜひご覧いただきたい一冊。
巻末、林屋晴三氏の半生について書かれた、「茶碗と七十年」も必読です。
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