幼い時、幸せな雰囲気が突然、哀しい雰囲気や環境に激変すると、幸せな時間を避ける傾向が生まれます。誰もが、そうなる訳ではありませんが、両親が交通事故で亡くなると残された子供は幸福であればあるほど、幼いながらに、その突然の幸福状態崩壊を無意識の内に感じ取っているので、何となく幸福感から意識的に逃れる変な習慣を身につけてしまいます。私の幼少時代、幸せな家族団欒の後、父親が軍艦に帰っていく寂しさを体験したことが、しばしばあり、この変な習慣を意識化した後、初めてどう対処したらいいか気付いた話をテレビ第16回目で語りました。いわゆる幸福病、と呼ばれる話です。新しい愛、新しい幸せを自分から逃す人々は案外沢山いるのです。この世の天国も地獄も解釈一つでそうとう変わります。
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