なんでしょうか。
なんだかわかりませんが、昨日とあるケーキ屋さんお茶をしたら、妙に心が解放されたような気分になりました。
ラ・ヴィエイユ・フランス。
千歳烏山と仙川にテンポを持つケーキ屋さんです。
頂いたのは一番人気のイチゴのケーキ「フレジエ」。
スポンジはしっとり、イチゴは酸味が効いてて絶妙な味わい。
一番そこには薄いチョコレート板が貼ってあって、食べたときにパリッという感触も味わえます。
こんな繊細なケーキを誰が作っているのかとパテシエを調べてみましたら・・・
なんとも厳ついご主人でした。
木村成克さん。
子どもの時は柔道で体を鍛えて全国3位になったという強者。
強面ですが、お菓子を作るためにフランスで11年修行したそうです。
お菓子作りを始めて26年、遂に念願の自身のお店を開店しました。
長い年月の一途な思い。
おいしいお菓子を作るとこに情熱を燃やす姿に心を打たれたのだと思います。
・・・そう考えると、僕の思考もとてもシンプルに動き出しました。
いままで、国内でのメディアのデメリットを見つけて隙間産業を探るような自分がいました。
そうではなく、自分が信じてきた映像のスキルを、そのままストレートに勝負する方法もあるのではないか?
国内にこだわる必要にないのではないか。自分のやりたいこと、考えるだけで体がうずうずするような事に専念した方が良いのではないか。
そう思えてきたのです。
僕が学生時代から見てきたアジア、子どもたち、そしてテレビ。
全部を結びつける方法があるのではないか。
この一つのケーキに、多くのことを教えていただきました。