乙:今日の問題は、令和5年司法試験民法第5問イです。
無効又は取消しに関する次のアからオまでの各記述のうち、判例の趣旨に照らし(中略)
イ.AがBを欺罔して、B所有の甲土地をAに贈与する旨の意思表示をBにさせた場合、Aは、Bに対し、相当の期間を定めて、その期間内に当該意思表示を追認するかどうかを確答すべき旨の催告をすることができる。
甲先生、よろしくお願いします!
こ、甲先生!?
甲:We can
Laugh too loud in the grocery line
出典:https://genius.com/Carys-language-lyrics
感想:アルクによると、grocery lineは、食料品店の行列、などの意味です。
乙:民法20条1項、2項は
「制限行為能力者の相手方は、その制限行為能力者が行為能力者(行為能力の制限を受けない者をいう。以下同じ。)となった後、その者に対し、一箇月以上の期間を定めて、その期間内にその取り消すことができる行為を追認するかどうかを確答すべき旨の催告をすることができる。この場合において、その者がその期間内に確答を発しないときは、その行為を追認したものとみなす。
2 制限行為能力者の相手方が、制限行為能力者が行為能力者とならない間に、その法定代理人、保佐人又は補助人に対し、その権限内の行為について前項に規定する催告をした場合において、これらの者が同項の期間内に確答を発しないときも、同項後段と同様とする。」
と、規定しています。
したがって、上記記述は、誤りです。