おひとり様の老後

帰りたくない家から帰りたい家へ、私はやっぱり一人がいい。




昨日は、甥っ子の結婚式に出席。
都会のど真ん中での結婚式で、兄夫婦、妹夫婦、甥っ子たちと、私の子供と、ワサワサと楽しい時間を過ごしてきました。

息子と寄り道し、気が付けば21時過ぎていて、帰りの電車の中で、最終バスの時間が迫っていたことに気が付きました。
トカイナカの横須賀で、私が利用しているバスの最終は、22時30分なのです。

なんとか間に合い、狭いわが家に帰りついたのは23時近かったです。

帰りたくない家から、帰りたい家へ

私の両親は食堂を経営している自営業でした。
お店は自宅の一階にあり、自分の部屋はあっても自分の部屋ではないような感覚がありました。

両親が朝早くから仕事をしているのに、学校や仕事をさぼって部屋でゴロゴロなんてできる空気ではなかったのです。
仕事がお休みの日は、お店の仕事を手伝わされたこともありました。
その後、29歳で一人暮らしをスタート、快適だったけれど、焦り婚をしてしまって。

新婚時代から数年は、新築アパートに住み、義父の他界により、夫の実家に引っ越しました。
夫の仕事がうまくいかなくなって、モラハラやDVがひどくなっていったのはその頃です。

たびたび追い出されるようになり、ワンルームと借りて、息子と二人でそこに住みつきました。
夫に居場所がバレて、再び逃げて住みだしたのは2DKの古アパート。
陽があたらなくて、かび臭いアパートで、ここでも息子が鬱になったりといろいろありました。

陽の当たらない2DKボロアパートだけど、私にとってはパラダイス
大学生の息子がオンライン授業となり、ほぼ家にいる状態が続いています。 この状態でワンルーム暮らしだったら?と思うとゾッとします。 古くからの読者さまはご存知だと思いますが、夫の家を飛び出してとっさに借りた部屋はワンルームでし...

4年前に書いた記事では、パラダイスと感じていたようですが、カビがすごく息子のアレルギーがひどくなってしまい、二人で引っ越すことになったのです。

60歳で、やっと手に入れた帰りたい家 

息子は大学の近くで一人暮らしを始め、私もワンルームを借りて住んでいます。
賃貸を探しはじめてすぐに、ここに住みたい!と思った物件が今のワンルームマンション。

あれよあれよと契約が進みました。
当初は寂しかったけれど、もう3年、寂しさを感じることはほとんどなくなりました。

18㎡の本当に狭い部屋だけど、ここに帰ってくると本当にホッとします。
昨日は、楽しい一日を過ごしたけれど、帰宅して思ったのは、私はもう本当に一人が良い、もう誰とも暮らせないです。

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