頚椎症による首の痛みはなかなか辛いもののようです。
そもそも、首は私たちの重い頭部を常に支えている部位でもあるため、
頚椎症を発症していなくても何らかの負担がかかれば痛みやこりの症状が出てきます。
首の痛みを防ぐ習慣をつけよう
私たちの頭部は約6~8キロもあり、その重さを首の頚椎で支えています。
頚椎症そのものは加齢やムリな体勢の維持などを原因として骨がゆがむことで起こりますが、
普段から首の痛みを防ぐ習慣をつけることで発症リスクや発症した場合の
痛みの軽減効果があるとされています。
首の痛みを防ぐ具体的な方法としては、長時間同じ大勢で作業することを避ける、
ムリな大勢を維持するような機会を減らす、
そして首周りの筋肉を鍛えて頭部を支えるのにムリのない基盤を作ることです。
若い世代でも注意が必要?
頚椎症は昔は「加齢によって首の骨がゆがむこと」が根本的な原因と考えられてきました。
しかし近年、頚椎症の主な患者層とされた40代~よりも若い世代での
頚椎症の報告も増えているのです。
大きな原因としては、パソコンやスマートフォンを長時間同じ体勢のまま
操作する時間が長くなっていること、日常的に体を動かす習慣がないために
首の筋肉が負担を支えきれないことなどが挙げられます。
私の家族にもいますが、10代、20代の人が首や肩のこりを感じると言っているのをよく見ます。
これは昔ではなかなか考えられなかったことなのではないでしょうか。
パソコンやスマートフォンでの作業、長時間の学習や読書は
現代では避けては通れない日常的な動作です。
これらの合間にちょっとした休憩時間を設け、
首への負担が軽減されるような工夫を考えることが大切ですね。