一気読みがおすすめ!なマンガ10選 ~その②~

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あんな

こんにちは、あんなです

前にもこんな記事を書いていますが、私はマンガを読むのが好きです。子供のころからりぼんやなかよし、ちゃおを愛読し、コミックスも沢山買い、マンガ喫茶にもせっせと通う人生を歩んできました。

今回は、「一気読みするのがおすすめのマンガ」をテーマに、10作品を紹介していきます。前回の記事で5作品を紹介したので、今回は残りの5作品を紹介します。

Contents

完結済み

完結済みの作品は、今回は2作品紹介します。

ベルサイユのばら

あらすじ

『ベルサイユのばら』は1972年に週刊マーガレットで連載開始以来、40年余にわたって愛読されるロングセラー。フランス革命を背景に展開される人間ドラマは、マリー・アントワネット、オスカル、フェルゼンの出会いから始まった!

あんな

お恥ずかしながら、私はつい先日までベルサイユのばら未履修でした。

気になってはいたのですが、ベルサイユのばらは男装の麗人のイメージが強く、なんとなーく食指が動かずにいました。本当、何となくですけど。

で、最近マンガアプリで全話公開キャンペーンを実施していたので読んでみたところ、作品としての完成度の高さに驚嘆しました。

まず読み応えがすごい。わずか41話しかないのに情報量がとても多い。キャラもそれぞれ魅力的で、オスカルが好きな女性が多いのも頷けます。かく言う私も作品のキャラではオスカルが好きで、悩みながらも自身の正義を貫く姿勢が、最後までとても素敵でした。

絵もとても美しく、読んでいてうっとりしてしまうほど。

史実に基づいたフィクションとのことですが、とても勉強になりました。特に、高校の世界史で習った「テニスコートの誓い」についてはこの作品で腑に落ちました。なんでテニスコート??と思っていたのですが、こういうことだったのか!と。高校生の時に読んでいたら、世界史がもっと好きになっていたかも。

名作と呼ばれるものはやはり素晴らしい。食わず嫌いをして未読の方は、ぜひ。

明日、私は誰かのカノジョ

あらすじ

「一週間に一回、私は【誰か】の彼女になる」 

彼女代行として日々お金を稼ぐ女子大生と彼女に魅せられた男達の、恋愛のリアルを描くビターラブストーリー。第1巻は主人公の雪を偽の彼女としてレンタルした若きサラリーマン、壮太と雪の歪な恋愛模様を描く。あくまで客と彼らの理想の女を演じる代行彼女…二人の心の距離は果たして近づくのだろうか――

彼女代行…パパ活とか、そういった類の話?

と思いきや、半分正解で半分不正解。主人公の雪が彼女代行業をやるには大きな理由があり、決して自分が楽な暮らしをしたり、ブランド物を買ったりということはありません。

この作品はオムニバス形式で、色んな生き方を選択する女性に焦点を当ててストーリーが紡がれています。整形を止められない女性、ホストに貢いでしまう女性…。色んな女性がいますが、最後は自分の足で立って生きることを決意します。

主人公の雪も、毒親である母親や初めて好きになった人、そして自分自身の弱さを向き合い、立ち向かい、最後は自分の力で歩みだします。

皆それぞれ弱いところもあるけれど、その弱さと向き合いつつ自立しようとする姿は見ていて応援したくなりました。

読後感は…何とも言えず、ハッピーエンドでもアンハッピーエンドでもないんですよね。現実的。それなりの落としどころを見つけて何とかやっていく、みたいな。個人的に、その点も変に飾っていなくて好感が持てます。

あんな

あと、単純に夜の仕事とかに全く縁のない私は、読んでいて知らない世界をチラ見しているような感じで楽しかったです。

未完結

未完結の作品からは3つ紹介します。今後の展望も含めて期待が大きい3作品です。

この音とまれ!

あらすじ

先輩が卒業して箏曲部ただ一人の部員になってしまった武蔵。四月になり新入部員の勧誘に励むのだが、部の存在自体を知らない人も居る状態。そんな彼の前に現れた、見るからに不良で箏とは縁の無さそうな新入生が入部したいと言い出して!?

私、この作品が本当に大好きで。初めて読んだのが3年前なんですけど、何度も何度も読み返すほど本当に大好きなんです。

ストーリーとしては王道の、「不良が部活動を通して更生していく」と「部活動青春マンガ」をミックスしたような感じ。恋愛要素もあるので男女問わず楽しめる作品です。

あんな

箏曲部(そうきょくぶ)はお琴を弾く部活のこと。このマンガを読むまで、存在すら知りませんでした…。調べてみると、近くの私立高校にはあるようでしたが、、、私の行っていた高校にはありませんでした。

お琴ってお正月の畏まった演奏とか、「さくらさくら」のイメージが強いと思うんですが、これは古典というジャンルになるらしく、現代のお琴はもうちょっと、というかかなり自由で面白い。

作中に出てくるオリジナルソングは、作者のアミューさんのお母様とお姉様が作曲されたそうなのですが、どれも「本当にこれが琴???」と思ってしまうほど素晴らしい曲ばかり。特にこの天泣がエピソードも相まってとにかく泣けます。

武蔵(むさし、じゃなくて たけぞう、と読みます)が1巻では頼りない子供のようだったのが、最新刊では部の皆を束ねるお父さんのような存在になっているのがまず感動ポイント。ホント、成長したね。。。

笑いあり涙ありの良作品です。絵もキレイ。まだ未完結ですが、ぜひ多くの人に読んでほしい一作です。

セシルの女王

あらすじ

時は1533年、イングランド。善悪の尺度も命の行方も不確かな時代に、明日を夢見る少年が居た。ウィリアム・セシル、12歳。王に仕えることで出世を目論む彼は、衣装担当宮内官である父に連れられ、初めて城へと登る。しかしそこに君臨していたのは、暴虐な絶対君主・ヘンリー8世だった。

先日ベルサイユのばらを始めて読みまして…非常に感銘を受けた訳です。

史実に基づいた作品ってとても面白い!何が面白いって、学校で習ってきた歴史上の人物たち(多くは、名前と肖像画くらいしか知らない)が、人格を持って私の心の中で生き生きと動き出す。歴史上の出来事も、沢山の人が動いていることが実感できる。

このセシルの女王は、『ベルサイユのばら』池田理代子氏が推薦してるので、絶対に面白いだろうと読み始めました。

舞台は16世紀、ヘンリー8世治世のイギリス。この時代にキリスト教はカトリックとプロテスタントに分かれ、イギリスでは国教会が誕生する混迷を極めた時代なのですが…。セシルの女王を読んで、なぜそうなってしまったのかが理解できました。

あんな

全てはヘンリー8世が正当な王位継承権を持つ男児を持つために、これまでの宗教との付き合い方を変える必要があった。記憶の片隅にうっすらとある「国教会」というものの存在理由がようやく腑に落ちた感じです。

またこの作品は、言わずもがな作画は美しく、心理描写も丁寧で、思わず声を漏らして笑ってしまったり、涙をこぼしてしまうこともありました。舞台は500年も前ではありますが、人が人を思う気持ちというのは普遍的なものだなと改めて思い知らされました。

セシルの女王の「女王」は、皆さんもご存じエリザベス女王のこと。作中ではまだ子供のエリザベスですが、これからどのように成長して女王として君臨するのか。歴史の流れはなんとなく分かっているけれど、どんなキャラクターがどんなふうに動いていくのか。とても楽しみです。

悪役令嬢転生おじさん

あらすじ

52歳の真面目な公務員・屯田林憲三郎は交通事故に遭う。気が付いたらそこは学園舞台の乙女ゲームのような世界…しかも校内一高飛車なオーヴェルヌ侯爵家の令嬢グレイスに転生してしまい!?

悪役令嬢転生おじさんはいわゆる転生ものの作品なのですが、最近よく見る転生ものとは一線を画しています。

まず主人公はおじさんの屯田林憲三郎。真面目な公務員で、若いころから無類のゲーム好き。そして現実世界ではまだ生きています。

憲三郎が転生するのは、憲三郎の娘がプレイしていた乙女ゲーム。そのゲーム内の悪役令嬢に転生してしまうのですが…憲三郎はすぐにゲーム内に入り込んでしまったことに気が付きます。また、現実世界でゲームをプレイしている娘と妻も同様に気が付きます。

ゲーム内と現実世界の家族が協力し、憲三郎を無事に現実世界に戻すことが出来るのかが、この作品の肝になります。

ストーリーの大まかな流れは、他の転生ものと同じような感じなのですが、令嬢の中の人がおじさんであるだけで、あるあるな展開もついクスッと笑ってしまいます。また、嫌味のあるキャラクターもいないので、嫌な気持ちになることなく、純粋にストーリーを楽しむことが出来ますよ。

アニメ化が控えているようなので、今後にとても期待できる一作です。

前回の記事と合わせて、一気読みがおすすめのマンガ10作品を紹介しました。

少しでも、面白そうだな!と思っていただけたら嬉しいです。

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