いつも笑顔でいい顔で

毎日を楽しく笑って過ごしたい

「仕合わせ」か「幸せ」か、「偶然」か「運命」か

♬ 逢うべき糸に出逢えることを人は「仕合わせ」と呼びます ♬

中島みゆきが歌った「糸」のワンフレーズ

「幸せ」ではなく「仕合わせ」と表現した

 

「糸」は、「布・織物」の一つとして生きることで輝く

一本の糸は、「みずから」自分一人で輝こうと努力していた準備期間を経て

「おのずからの」布の一部として輝くことで

糸が生き生きとし意味を持ち始めた

 

「しあわせ」は「しあわす(為合)」という連用形から変容したもの

自分の努力から自分を超えた働きへ

現在は「幸運」に特化されるようになっているが

「幸せ」は、自分の想像を超えない「みずから」であり

「仕合わせ」は自分の想像を超える「おのずから」である

自分の思い通りにならない人生に豊かさがある

「仕合わせ」には豊かな可能性が感じられる

 

「なぜめぐり逢うのか」「いつめぐり逢うのか」

誰も分からない

それは偶然としか言いようがない

しかし、単なる偶然では、人生はあまりにも空しい

だから、大切な偶然の出会いを「遇うて空しく過ぐる」ことなく

「しあわせ」る、ために

自ら逃さないようにする努力が必要だという

自らを超えた大いなるはたらきが自然におのずからはたらいて

あなたが私にとっての逢うべき糸になる

それが「しあわせ」る、ということ

 

「偶然が人間の実存性にとって核心的全人格的意味を有つとき偶然は運命と呼ばれる」

九鬼周造は言った

ある出会いを単なる偶然にするか運命にするかはその人自身にかかっている

 

中島みゆきが「幸せ」ではなく「仕合わせ」と表現した背景には

このような思いがあった

 

以上は、先日受講した面接授業で得た知識の一部

興味深い内容であったのでここで整理してみた

 

「人生は運命的な人との出会いによって決定づけられる」

稲村和夫の言葉である

 

人間は一人では生きられない

だから

人と共に生きることによる豊かさが

様々なコミュニティには必ずあるのだと信じて

人にやさしく

そして、大切な偶然の出会いを逃さずにキャッチし

それを運命にできるよう

自分を磨き高める努力を続けていきたいと思う

ただ一度きりの人生を楽しむために

 

我が家の庭にひっそりと咲く鈴蘭の花