不安や孤独を感じることが、誰にでも少なからずあると思います。
それは悪いことではありません。
最近、レジリエンス、リジリエンス(resilience)という言葉が聞かれます。
レジリエンスとは?
レジリエンス(resilience)とは、元々物理学の世界で使用され、圧をかける「ストレス(stress)」に対し、復元・回復するという意味を持ちます。
レジリエンスへの、植物の香りのアプローチ
植物の香りに心が癒されたり気分転換できるのはなぜでしょう?
それは、「香り」は、鼻から脳へダイレクトに信号として送られます。
また、鼻から肺、肺胞からの経路もあります。
植物の香りの「心身への働き」は
ででも説明しております。
今回は、精神的なレジリエンスのことをお話ししますので、「脳へ」の経路をみてみたいと思います。
下図を参考に(クリックしていただくと大きくなります)
身近なものでは、コーヒーや紅茶、緑茶の香りで、一瞬にリラックスモードに入ることもできます。
精神的レジリエンスと精油の種類
昔から、柑橘系、特にフランスではベルガモットの香りは精神科の治療で使われてきました。
では、香りの種類と方法を見てみましょう。
まず、柑橘系の香りがポピュラーです。
グレープフルーツは、大人の柑橘系の香りです。
Citrus paradisi という学名通りの、柑橘天国です(笑)
長時間ストレスを受けると負のフィードバックが破綻し、コルチゾールを分泌し続け、それが脳にも影響を与えて「うつ病発症」するのですが、オレンジなどの柑橘系やラベンダー、ローズがこのコルチゾールの分泌を抑制し、そのことが精神的レジリエンスを増強する可能性があると、奥羽大学 関健二郎先生(薬学部准教授)が論文で書いておられます。
コルチゾールについては↓
ストレスホルモン「コルチゾール」と副腎の関係 (小西統合医療内科)コチラ
ネロリもおすすめです。
ネロリは、ビターオレジの花の精油です。
妊婦さんや授乳期でも使えます。
オレンジの花の化粧水(無添加の)は、お肌に直接つけられるので、オーデコロンのような使い方もできます。
また、ベチバーやサンダルウッドにも同じ様な効果があり、特に睡眠に良い影響を及ぼすとされていますが、この2つの精油は濃度が濃いと重くなり、逆にストレスとなりますので濃度やイブレンドする精油にも気をつけなければなりません。
また、香りには好みがあり、いくら「〇〇に良いですよ」とされていても、嫌いな香りを押し付けられては、これもストレスになります。
好みの精油をブレンドして、ディフューザで芳香浴をしたり、ご自分で香水やフレグランス、スプレーを作ったりすると、作ること自体が結構ストレス解消になり楽しいですよ!
精油やアロマ関連記事 (アメブロ別館へ飛びます)
【植物療法の基礎 2】精油は飲んでもいいの?料理に入れてもいいの?
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