ギフテッドの息子の受験校
ギフテッドの息子の特性を考え、受験校を決めました。
詳しくは別記事ですが、受験先はこちらの7校。
maru-mathematical-parenting.hatenablog.com
各校の受験結果
実際に受験してみて、結果はどうだったかというと…
このような結果となりました。
私立
洗足学園小学校 合格宝仙学園小学校 合格淑徳小学校 不合格
国立
合格 1校不合格 2校抽選落ち 1校
なんと、親の私立・第1希望と、国立・第1希望に合格をいただくことができました。
この結果を、お受験専門の幼児教室の先生に伝えたところ、「いつもペーパーを解いている様子をみて、抽選さえ通れば、私立国立ともに合格するだろうと思っていた。」、「あまり言ってはいけないが、うちの教室から受けた試験内容が息子さんに比べて、全く得意ではない子は全員受かっていて、その結果だけがどういうことかわからず、驚いた…。」とのコメントをいただきました。
さらには、洗足学園小学校は合格をいただき、すぐに蹴ってしまったので、そのことに関しても非常に驚かしてしまいました。
ただ、親として、実際に受験に付き添い試験と面接、その場の雰囲気を味わった結果、特に私立に関しては、ギフテッドの息子の特性がよく現れていると思っています。
ちなみに、試験が終わった直後、各幼児教室の先生方は、自分たちの教室の生徒を見つけて、試験内容をなるべく詳しく聞き出そうとします。
聞き出す相手はあくまで子ども。年長なので、記憶があいまいだったり、一部のみしか覚えていないため、出来るだけ多くの子どもから聞き取り、なるべく正確な過去問を作るのです。
これに関して、息子の力は遺憾なく発揮。
特に、お話の記憶がその年、非常に長文で話も入り組んで難しく、先生方はいろんな子どもから聞き取っていたものの、どんなお話だったか聞いても聞いても全体像が分からない、という状態でした。そこで、登場した息子ですが、なんとお話の内容をすべて事細かに覚えていたのです。
これには、先生たちからものすごくありがたがられ、他の教室の先生も寄ってきてヒアリングをされていました。
こんなことがあったりもした小学校受験ですが、どうしてギフテッドの息子が受験すると、このような結果になったのか、試験の内容、ご両親や子の雰囲気とともに振り返ってみたいと思います。
試験内容とその雰囲気
息子は、ペーパーの内容は一番難しかったと言っていました。
たとえば、コップに氷が入っていて、それをしば
らく置いておくと、そのコップの水はどうなるか、という問題があったそうです。
面接を待っていた際のご両親の雰囲気ですが、他の学校に比べ、少し年齢層が高め。お受験ルックは当たり前ですが、その中でも、きちっとされた服装の方が多かったです。
そして面接での設問ですが、これがさらに難しかった。
面接官は3人。
先生「今日この学校にくるときに、お母さんとどんな
お話をしながら来ましたか?」
息子「宇宙の話をしながら来ました。」
これは、OK。
たまたま、学校の前に球体のオブジェがたくさんあり、宇宙好きな息子と天体の話をしていました。
先生「アメリカと日本の違いは何ですか?」
息子「・・・」
なんと悩んでいる雰囲気を見せていたものの、無言を貫いたのです。
この設問は当時夫がアメリカに海外赴任していたため、それをみての設問でした。
おそらく、先生は「言葉が違いました」とか単純な回答を望んでいたと思うのですが、息子にとって、英語は日本でも見慣れていたものであり、他に関しても違う部分が見当たらなかったようです。
ただ、この問いの答えを5歳の子が答えるのは、かなりハードルがあるなと思いました。
当日は、親が悪いのですが電車のトラブルがあり、タクシーに乗り換えて会場に向かったものの集合時刻には明らかに間に合わなさそうに。
すぐに学校に電話をかけ、試験開始までなら遅れてきてもらっても大丈夫と言われたものの、大慌てで会場に着くと、遅れている方は一人もおらず。すでに各教室に入っている中を案内されて移動するのに、気が気ではなかったです。
試験終了後に校長先生が見送りに立っていらしたので、遅刻の旨を謝罪したところ、「お気になさらずに!」と言っていただけたものの、そんなわけにはいきません。
無事に試験自体は受けることが出来ましたが、小学校受験の試験に送れるなんて、もっての外、もうダメだ!と思っていましたが、合格をいただき、きちんと子どもの力をみて判断してくれたんだなと感慨深かったです。
宝仙学園小学校
我が家は推薦入試ではなく、一般で受験しました。
子どもと親は完全に分離したままで、試験内容が進むの
ですが、途中、先生から質問され、以下のようなやり取りがあったそうです。
先生「いつもどんなことをしてお母さんと遊んでいますか?」
息子「囲碁や将棋をしています。」
先生「両方ルール知って出来るのはすごいね!勝負すると、お母さんとどっちが強いですか?」
息子「お母さんです。」
面接会場の控室。
印象的だったのは、ご両親共に揃って参加されているご家庭ばかりではなく、片方だけのご家庭がちらほらいたこと。忙しくても両親が絶対参加な世界において、珍しいなと思いました。
そして、我が家の面接担当は、なんと校長先生、お一人のみ。
「名前の由来は?」「お母さんのお仕事の内容は?」といったいくつかの質問をされ回答していたところ、両親ともに数学研究をしていたことや、仕事の内容で意気投合し始め、校長先生もお話を開始し出しました。最終的に時間があっという間にきてしまい、もっと僕にも教えてもらいたいことがたくさんあるので、よろしくお願いします!といった感じで終了。
合格者の方々を見ると、どうやら子どもを見ていた段階で、ほぼ合格な家庭の親の面接が校長先生であったように思います。
淑徳小学校
親子面接の前、家族で控室となる教室にいるのですが、ここが非常に騒がしかった。
遊んでいたり、ふざけていたり、大きな声が聞こえたり...。
騒がしいところが苦手で、ルール違反が許せないギフテッドの息子は、これにかなりイライラしていた様子。
面接に呼ばれて入ると面接官2人で、一般的な質問だったのですが、息子は椅子のねじの部分をしきりにいじりながら、受け答えをしてしまっていました。
不合格の原因はきっとこれです。
不合格なことは残念ですが、きっと入学したところで、待合室の様子を見ていると息子はみんなになじめないだろうな、と思い、心を落ち着かせました。
国立小学校
現在、通っている学校があるので、どこがどうとは詳しく書けませんが、抽選を通ったのちは、息子と学校の雰囲気が合っているな、と思ったところは合格となり、ちょっと雰囲気が合わないところがあるけど入りたい、と思っていたところは不合格。
もう一校は、同じく雰囲気は合わないかもしれないと思っていた学校ですが、面接の際に、夫が海外にいることをとても気にされており、こちらも同じく不合格に。
ものすごい数の子どもを一斉に見ているにも関わらず、先生方はよく子どもの特性を見て選んでいるんだなと感心させられました。
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