【オカルト】人の目を欺き人に化けて過ごした狐の妖怪または神「白蔵主(はくぞうす)」

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十数年、人の目を欺き、人に化けて生活していた狐の妖怪「白蔵主(はくぞうす)」をしっているだろうか?

白蔵主とは?

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Takehara Shunsen (竹原春泉) – ISBN 4-0438-3001-7., パブリック・ドメイン, リンクによる

[[File:ShunsenHakuzosu.jpg|thumb|竹原春泉画『絵本百物語』より「白蔵主」]]

 

白蔵主(はくぞうす)は、日本の伝説に登場する妖狐、または稲荷神とされている。

特に和泉にある少林寺に関連する伝説で知られており、狂言「釣狐」の題材となったとされている。

この伝説では、白蔵主という僧がいて、片足を失った三本足の白狐を育てた。

この狐は霊性を持ち、吉凶を告げたり、盗難を防いだりしたと言われている。

また、白蔵主は狩猟が好きな甥に化けて、殺生の罪について語り戒めたという話も残されている。

現代では、白蔵主は妖怪としても知られ、狂言や歌舞伎などの演目に登場することもある。

また、白蔵主を祀る寺社も存在し、毎年3月21日には少林寺で春季祭という例祭が行われている。

 

白蔵主の伝説

白蔵主と甲斐の国の老いた狐

甲斐の国(現在の山梨県)に伝わる話では、白蔵主は本来宝塔寺という寺の僧だった。

彼の甥である猟師・弥作は、キツネを捕えて皮を売って生計を立てていた。

近くの夢山には老いた白狐がおり、多くの子ギツネを弥作に捕えられたため、彼を怨んでいた。

そこで白狐は白蔵主に化けて弥作を訪ね、殺生の罪を説いて狐獲りを戒め、代わりに金を渡してキツネ獲りの罠を持ち去った。

しかし弥作は金を使い果たし、再び金を乞いに伯父の寺を訪ねようとしたので、キツネは寺に先回りして本物の白蔵主を食い殺し、自らが再び白蔵主に成りすまし、50年以上も住職を務め上げた。

ある時、鹿狩りが行われ、白蔵主は人に混じってそれを見物していたところ、キツネの正体を見抜いた犬に噛み殺されてしまった。

人々はキツネの祟りを恐れ、祠を建てて「狐の杜」として祀ったとされる。

白蔵主と少林寺の伝説

永徳元年(1381年)に和泉にある少林寺塔頭の耕雲庵に白蔵主という僧がいた。

白蔵主は稲荷大明神を信仰し、毎日法施を怠らなかった。

ある時、竹林で片足を失った三本足の白狐に出会い、連れて帰って育てた。

この狐には霊性があり、吉凶を告げたり、盗難を防いだりした。

その狐の子孫も三本足であり、寺内に住んでいたという。

白蔵主には狩猟が好きな甥がいましたが、白狐はこの甥を恐れ、白蔵主に化けてその甥の家に行き、殺生の罪について語り、戒めました。

しかし、この甥は狐が白蔵主に化けていることに気付き、鼠の天ぷらで引き寄せて捕らえた。

この話を題材に狂言「釣狐」が作られたとされている。

 

これらの伝説は、日本の伝統文化や民話において重要な位置を占めており、多くの文学作品や演劇で取り上げられている。

白蔵主の物語は、人間と妖怪の関係や、道徳的な教訓を含んでいることが多く、今もなお多くの人々に語り継がれている。

 

 

※全て嘘で全て偽、信じるかはアナタ次第だ