健康のバロメーターともいわれる足の爪。
実は、その形や色、模様に体の不調が現れることがあります。
この記事では、足の爪に現れる病気のサインをご紹介。
見逃しやすい危険信号を見抜き、早期発見・治療に役立てましょう。
足の爪は健康のバロメーター！
私たちの体には、健康状態を映し出す様々なサインがあります。
普段何気なく見ている足の爪も、実は体の不調を教えてくれる大切なバロメーターの一つなんです。
足の爪は、ケラチンというタンパク質でできています。
体の内側から栄養が届けられて作られるため、健康状態によって爪の色や形、質感などに変化が現れることがあります。
ちょっとした変化を見逃さずに、足の爪からのメッセージを受け取ることが大切です。
例えば、貧血気味の人は爪が白っぽくなったり、肝臓が悪い人は爪が黄色っぽくなることがあります。
また、爪に縦線が入るときは栄養不足や睡眠不足の可能性も。
いつもと違うと感じたら、体のサインを見逃さないようにしましょう。
症状が表す病気
足の爪に現れるサインは、体の様々な不調と関係しています。
ここでは、代表的な症状と、考えられる病気をいくつかご紹介します。
例えば、爪の色が白っぽくなるのは、貧血や栄養不足の可能性があります。
反対に、爪が黄色っぽくなる場合は、肝臓の病気や爪の水虫などが考えられます。
爪が青紫色に変色する場合は、血行不良や呼吸器疾患の可能性も。
また、爪に横線が入る場合は、一時的な高熱やストレスが原因と考えられます。
縦線が入る場合は、老化現象や栄養不足の可能性も。
爪がもろく割れやすくなっている場合は、乾燥や栄養不足、甲状腺機能低下症などが考えられます。ただし、これらの症状だけで自己判断せず、気になる場合は必ず医療機関を受診しましょう。
病院は何科を受診すればいい？
足の爪の異変に気づいたら、どの病院を受診すれば良いのでしょうか？
基本的には、まずは皮膚科を受診するのがおすすめです。
皮膚科では、爪の症状を診て、水虫などの皮膚疾患の可能性や、その他の病気が隠れている可能性を判断してくれます。
必要があれば、血液検査などを行い、さらに詳しい検査を行うこともあります。
もし、皮膚科で他の病気の可能性が疑われた場合は、内科や循環器科、呼吸器科など、適切な専門科へ紹介状を書いてもらうようにしましょう。
自己判断で受診科を決めずに、まずは皮膚科を受診するのが安心です。
足の爪のトラブルを防ぐには？
足の爪のトラブルを防ぐには、日々の生活習慣から気を配ることが大切です。
まずは、バランスの取れた食事を心がけ、タンパク質、ビタミン、ミネラルなど、爪に必要な栄養素をしっかり摂取しましょう。
また、爪の乾燥を防ぐために、こまめな保湿ケアも大切です。
そして、足の爪に負担をかけないことも重要です。
窮屈な靴やハイヒールを避け、自分に合ったサイズの靴を選びましょう。
正しい爪の切り方を身につけ、深爪や爪周りの傷を防ぐことも大切です。
足の血行を良くするために、適度な運動やマッサージを取り入れてみるのも良いでしょう。
