善人は傲慢になりやすい|強さとは弱さを認めること
自分を善人だと思うと傲慢になります。
自分が正しいと思うと、他人の話を聞かなくなります。
正しいこと、強いことは、相手の痛みに鈍感になり、優しさを失い、傲慢になるのです。
今日は「善人は傲慢になりやすい|強さとは弱さを認めること」と題して、善人は傲慢になりやすいについて考えます。
世界一、幸せなみなさんへ
今日も読んでいただき
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そして、
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奇跡を感じている
くろちゃんです。
●善人は傲慢になりやすい|強さとは弱さを認めること
○善人は傲慢になりやすい|強さとは弱さを認めること
善人であることと傲慢であることは重なる部分があり得るでしょうか。
yahoo知恵袋(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14297980019)
※質問は原文ママです。
みなさん、ごきげんよう。今日もよろしくお願いします。
自分を善人だと思うことは、傲慢だと思います。
善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや
『歎異抄』第3章より
「善人でさえも往生できるのだから、悪人が往生できるということは言うまでもないことです」という意味です。
普通に考えれば、逆ではないか?と思うでしょう。
「悪人でも往生できるのだから、善人が往生できるのは言うまでもない」ならわかります。
しかし、自分を善人だと思っている人間ほど、傲慢な人間はいないのです。
自分は「善いことをしている」「正しいことをしている」。そう思っている人間は、自分の意見を強く主張します。
相手の話を聞かず、自分の言い分ばかりを言います。傲慢になります。
そんな善人でさえ、阿弥陀様は往生させてくれる。まして悪人ならなおさらだというのが、歎異抄の教えです。
歎異抄のいう、悪人とは、尽くしても尽くしても、まだまだ自分は足らないと思っている者のことです。
しかし、そんな謙虚な思いを持っている者こそ、実は善人なのではないでしょうか。
つまり、善人と悪人は、同じひとつの者の裏表です。
尽くしても、まだ足らない者だと思う善人、自分は善い行いをしていると思う悪人。
自分の中には善人と悪人の両方あるのです。
その自分が、善人であろうとすることは難しいことなのです。
○人間は弱いままでいいんです
ドラマ『聖者の行進』(脚本:野島 伸司)で、老いぼれ弁護士(宇野 淳市)を演じたいかりや長介さんのセリフです。
強くなることはないです。
弱い自分に苦しむことが大事なことなんです。
人間は元々弱い生き物なんです。
それなのに、心の苦しみから逃れようとして強くなろうとする。
強くなるということは鈍くなるということなんです。
痛みに鈍感になるということなんです。
自分の痛みに鈍感になると、人の痛みにも鈍感になる。
自分が強いと錯覚した人間は他人を攻撃する。
痛みに鈍感になり優しさを失う。
いいんですよ、弱いまんまで。
自分の弱さと向き合い、それを大事になさい。
人間は弱いままでいいんですよ、いつまでも…。
弱い者が手を取り合い、生きていく社会こそが素晴らしい。
◯弱さや醜さと共に生きていく
善人は傲慢であるということと、重なる部分があります。
強くなるということは、鈍くなること。他人の弱さや痛みがわからなくなるということです。
しかし、だからといって、強くなろうとすることを否定するわけではありません。
自分の弱さと向き合っているからこそ、強くなりたいと思うからです。
ただ、どんなに強くなっても、弱い自分のことを忘ないでください。
自分の弱さを認めることも強さだからです。
自分の弱さ、醜さ、ズルさを抱きしめてください。
強くなるということは、弱さや醜さが、自分の中からなくなることではありません。
強い自分とは、弱さや醜さと共に生きていくことを決めた自分のことです。
強くなった自分だから、弱い人の気持ちがわかる優しい人になれるのです。
では、ごきげんよう。さようなら。
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ぜひ、お読みください。m(_ _)m
●善人は傲慢になりやすい|強さとは弱さを認めることのまとめ
今日は「善人は傲慢になりやすい|強さとは弱さを認めること」と題して、善人は傲慢になりやすいについて考えました。
○善人は傲慢になりやすい|強さとは弱さを認めること
自分は「善いことをしている」「正しいことをしている」。そう思っている人間は、自分の意見を強く主張します。
相手の話を聞かず、自分の言い分ばかりを言います。傲慢になります。
○人間は弱いままでいいんです
人間は弱いままでいいんですよ、いつまでも…。
弱い者が手を取り合い、生きていく社会こそが素晴らしい。
○弱さや醜さと共に生きていく
強い自分とは、弱さや醜さと共に生きていくことを決めた自分のことです。
強くなった自分だから、弱い人の気持ちがわかる優しい人になれるのです。
今日も読んでいただきありがとうございます。
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