光が僕らを照らすなら
同じ速度で過ぎている
時計の針が刻むのとは
まったく別の時間軸で
あなたと桜が舞う空を
見上げた季節がそのままの
醒めやらぬ夢を見ている
光にどれだけ晒されて
体が削り取られても
僕は夢から醒めないよ
赤く染まった枯れ葉が一枚
目の前を舞い落ちても
桜の花びらとして瞳に映す
変わることなきあなたの微笑
桜色の景色を春風に乗せたまま
時間は光の速度で
過ぎ去ってしまっているけど
絶えることなき夢が続く
たとえどれだけ
光の矢が放たれたとしても