箱根旅行
外出禁止令が解かれたので、早めの夏休みで箱根に行って来ました。
昨年の台風とここのところの豪雨で箱根もあちこちでがけ崩れが起きています。
今の時期、あじさい列車として有名な箱根登山鉄道もまだ開通していませんでした。
そこで、今回は、屋内の施設をメインに見学した後、旅館でチェックインからチェックアウトまでゆっくり過ごすことにしました。
まずは、噴火によるガスの影響でしばらく閉鎖されていた大涌谷へ。
一個食べると7年長生き、3個食べると死ぬまで生きると言われている名物の黒たまごを買いました。
普通の卵を温泉で茹でるのですが、温泉の成分と化学反応を起こしてこのような色になります。
中まで味が染みていて、とても甘くておいしかったです。
さて、ポーラ美術館と星の王子さまミュージアムと寄木館を見学した後は、旅館にチェックイン。
今回泊まった旅館は、箱根湯本にある「玉庭(ぎょくてい)」という旅館です。
緑豊かな広大な庭に離れが点在していて、一日に8組しか泊まれません。
2人で泊っても何人かで泊っても、3部屋ある広々した離れに泊まれます。
縁側から出られる日本庭園がまた素敵です。
しばらく歩くと池があって、鯉がたくさん泳いでいます。
部屋にあった餌をあげると、足元に全員が寄ってきます。
一番大きいのは、70歳だそうです。
縁側から、緑豊かな庭園をぼーっと眺めているだけでも癒されました。
そして、一番のお気に入りは、各離れにある専用の檜風呂です。
普通、部屋付きのお風呂は温泉ではないところが多いのですが、玉庭は源泉かけ流しです。
一度風呂桶を満たすと、いつまでもお湯が冷めないから不思議。
泉質は、無色透明ですが柔らかくて肌がすべすべになります。
カルキで消毒をしていないところが、源泉かけ流しの良さですよね。
(お風呂場に入った瞬間、プールの塩素の匂いのする温泉は、肌がギシギシになって何のための温泉だか分かりませんから)
旅館のもう一つの楽しみは、夕食。
各離れに女中さんが出来立ての料理を運んで来てくれます。
お品書きも一枚一枚が料理長の手書きです。
一日の宿泊者が限られているからできるのでしょう。
料理は、出来立てだけあって、どれもこれも美味しかったのですが、器が素敵でした。
到着してお風呂に入って、夕食後にお風呂に入って、寝る前にお風呂に入って、朝起きてお風呂に入って、チェックアウト前にお風呂に入って…
改めて数えてみると、5回もお風呂に入っていました。
今度は、年末年始に行ってみたいです。