茨城県常総市を襲った大きな水害、地元住民でも一体誰が想像したでしょうか?
茨城県の特に県西部の特徴は、
筑波山系や菅生沼などの豊かな自然に恵まれており、利根川、鬼怒川、小貝川の流域に広がる肥沃で広大な平坦地です。(県HPより)
そんな平坦な地でも近年の異常気象により周辺の河川が氾濫し、住民の日常生活を一変させました。
※シルバーウィークに実家に帰る際、目の当たりにした現状
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、信号横の柵は押し寄せてきた濁流の勢いで歪み、あたり一面土ぼこりがすごかったです。
この水害だけではありません!!九州を中心とした噴火、土砂災害や突風による竜巻被害・・・
そんな災害がいつどこで起きてもおかしくない世の中です。
・・・・・・・『自分の住んでいる地域は大丈夫』
と安心することはできませんね!日頃からの災害時の備えをみなさんはしてますか?
そんな中、かつおの住んでいる地域の小学校では
『学校へ泊ろうプロジェクト』
というイベントが校区子ども会で企画されていて、そのイベントのテーマは、
ずばり!『災害時に備える避難生活の疑似体験』です。
その体験を実際の避難所となる小学校で行なってみよう!というものです。
実はこの企画、昨年かつおの家族含む有志が立ち上がり、計画を練り始めたものですよ。
学校との調整もですが、
むしろ保護者の理解や協力がなくては成功しません。
なぜなら、今の子ども会は子ども中心ではなく、
保護者の都合で成り立っているからです。
土日は塾があるから、子供は参加させたいけど親はめんどくさい・・・など
このことはまた別の回で
昨年は学校に泊まるための準備不足や手探り運営のため、宿泊は翌年(今年)に持ち越されましたが、日帰りでも校庭で参加者のみんなでカレーライスを作って食べたり、夜の学校内を探検(肝試し的なw)したりとレクリエーションをメインに楽しい時間を過ごしました。
えっ!どこが災害時の避難体験なのと言われる方も多いと思いますが、
何もないとこで火を起こす事、水を運ぶ事、
200人分のカレーを寸胴鍋で作る事・・・
非日常的な体験は、知らないことばかりで、実際に行ってみることでわかる貴重な体験になりましたし、一人一人の防災の意識を高めることができたと思います。
このイベントは初めてにも関わらず総勢約150名が参加し、怪我もなく大成功のうちに終了しました。
そして、いよいよ今年、体育館で宿泊をすることも含めて
第2回目が行われることが決定いたしました。
そして今も校区子ども会の役員の方々は休みの日を利用して会議を重ねています。
※厚木市南毛利地区・随時、実行委員募集中とのこと
イベントの日程は11月28日~29日の1泊2日になるとのことです。
その他詳細はまたブログで紹介していきます。
普段、身近にある小学校ですが、いざ避難となるとどうしたらいいかわからないことも多数出てくるでしょう。このように事前に擬似体験することで、見えてくるポイントもあるかと思いますので、
これから地域の皆様のもしものときの参考になるよう実践し公開していきたいと思っています。