【映画】KL ZOMBI | Slow Journey in KL

Slow Journey in KL

当初マルタブログ。
今はKLブログ。
これからも当分KLブログ。

何年ぶりのブログ投稿でしょうか。まだなんだかんだでマレーシアにいます。

 

ブログを放置し続けていましたが、今回どうしてもマレーシア在住の皆さんとこの映画を共有したくて久しぶりにブログを書くことにした次第です。

 

その名も、『KL ZOMBI』!!

はい、ゾンビ映画好きのマレーシア在住のそこのあなたっ!

 

タイトルだけで興味を惹かれるでしょう!?

クアラルンプールにゾンビが現れるんですよ!?

めっちゃ見たくないですか!?!?

 

 

この映画、Netflixのマレーシア版で見られます。

日本のNetflixよりちょっと安いはずです。

日本版のNetflixにあるかは未確認です。

 

 

全編マレー語、英語字幕で見たので完全に理解してるわけではないですがめっちゃ笑えました。

 

あらすじは、主人公の友達が野良のトイプードル(トイプードルが野良ってとこも凄い)に噛まれてゾンビ菌に侵されて、さらに別の友人の彼女と浮気してキスをしてその彼女にも感染してしまい、いろんな人に襲いかかりゾンビパンデミックが起きてしまうっていうベタな感じです。

 

マレーシアの映画を見たのはこれが2度目なんですが、マレーシアの地元民の生活がよく描かれていてそういう所もとても興味深かったです。

 

ちなみに初めて見たマレー映画は既婚鬼嫁っていう中国語タイトルのホラー映画で、意外とちゃんと怖かったです。

(というか、中国語タイトルがインパクト強すぎてマレー語のオリジナルタイトルなんて全く記憶に残りませんでしたw)

 

 

前置きが長くなってしまいましたが、KL ZOMBIの細かい小ネタが個人的にツボでした。

 

 

 

 

 

こっからネタバレも書くんで、興味持って見てみよう!って人は後で読んで下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、浮気した彼女がローカル学校の先生なんですが、そこでマレー学校の様子が細かく描かれていて、日本の学校との違いがありすぎておもしろい!

何が違うってムチ持ったこわーい教育指導の先生が授業中も廊下を歩いていて居眠りしてる学生を見つけたら問答無用でそのムチで叩くんです!

 

きゃー、日本だったら大問題!

 

最近Twitterでマレーシアは体罰は普通に存在するって聞いて驚いていましたが、こうやって描かれているってことは日常なんでしょうね。

 

 

 

そして、この映画で最も重要なアイテムを販売してる会社名が、なんとBLOWAY。

 

はい、完全にア○ウェイをもじってますwww

 

今マレーシアで大流行しているらしいですねw

主人公の友人もハマっていて、周りの友達はうんざりしている描写が何とも言えませんw

 

 

 

また、主人公がバイク乗りなんですがまたアホな20代フリーターなんです。

 

バイク乗りとしてのスキルを敵対チームと競っている描写があるんですが、無駄に長いっ!

バイクの上で寝そべってみたり、バイクを走らせながらバイクから降りてみたり、バイクのハンドルの上に座ってみたりと、危険な乗り方をしてどっちが凄いかを競うのが、まぁ下らないw

 

全くストーリーに関係のないシーンなのにすっごく長いんですよw

監督にとって何がそんなに重要なの!?ってぐらい延々とバイク乗って遊んでます。

これがマレーシアの若者のリアルなのかと思ったら微笑ましかったですけどw

暇な若者は本当にこういうことやってるんですかね?w

 

この主人公が朝、身だしなみをチェックするシーンがあるんですが、ちょびっと手に水をつけて脇を拭く描写があって、「え、マレーシア人もワキガとか気にするんだ・・・!?」とかなり驚きました。確かにここ何年かで臭い人に遭遇する率は減った気がします。そういうマナーも向上してきているんですかね。

 

 

 

 

個人的に1番笑えたのが、テタレを売ってるおじいちゃんのゾンビw

 

ゾンビになってもティをタリし続けてる(紅茶をカップからカップに交互に注ぐこと)のがなんともシュールで可愛らしかったですw

 

それに一緒に戦ってくれる女の子と男の子がかなり強くてカンフー?でゾンビやっつけるのも笑えます。

 

 

 

 

あと気になった点は、根本的にこのゾンビ映画、明確にはゾンビじゃないんですよ。

見た目は完全に欧米のゾンビと変わらないんですが、どちらかと言うと人を襲う病気になっているだけの病院で最終的には薬で簡単に治るという。(その薬がBLOWAY製のクリームなのがまた笑えるんですが)

 

その辺の死生観がまた欧米や日本と違うのかな、とも思いました。

 

 

 

 

最後に、1番気になったのはヒジャブを着ている役者さんがめっちゃくちゃ少ないってことです!!!

 

主人公グループは見た目明らかにマレー系なのに女の子は誰もヒジャブ着けてないし、学校の先生も着けてる人のほうが少ないし、生徒に至っては1,2割???

ゾンビ学生集団に襲われるシーンもほぼヒジャブなし。

というか、マレー系なのに露出高い服着ている人のほうが多い。

 

この辺がかなり不思議でしたね。ゾンビの原因が犬なあたりはムスリムっぽいのかなーとも思ったですが。

製作者サイドが中華系とかなんですかね?その割には中華系の役者は少なめな気がしました。インド系に至ってはゼロかな?

 

 

保守派なムスリムはそもそもこういう映画を見ないってことなんですかね?

 

 

誰か詳しい人がいたら教えてください。

 

 

 

 

そんなこんなで個人的に笑えたKL ZOMBI、オススメです。

 

ゾンビ映画としても映画としてもぶっちゃけクオリティは全然高くないですw

バイク乗ってるシーンの撮影の雑さも見てて笑えるほどですw

ドリフのコントレベルの撮影技術ですw

 

スプラッタなシーンも少なくて全然悲壮感はないので気軽に見られます。

 

 

このB級っぽさがとても良かったので、興味があれば是非w

 

 

 

またこうやってマレーシアのことで誰かと共有したくなったらブログ書きます。

 

 

あ、マレーシア版のNetflixでも日本語タイトルは普通に見れるのでオススメです。

100万円の女たち面白いです。

 

 

↓登録しています!他にも素敵なKL情報が見られます!



にほんブログ村


にほんブログ村