国研:国立精神衛生研究所(National Institute of Mental Health)、スターディ臨床試験(STAR*D Trial)(米)

2024年5月5日掲載

ワンポイント:2006年に終了したスターディ臨床試験(STAR*D Trial)は、米国最大の臨床試験の1つで、抗うつ薬の有効性を示していた。しかし、2023年、心理学者のエド・ピゴット(Ed Pigott)が、データねつ造・改ざんを見つけ、アービング・カーシュ教授(Irving Kirsch)が治療効果はプラセボ効果だったと指摘した。この研究不正をジャーナリストのロバート・ウィタカー(Robert Whitaker)が追及しているが、国立精神衛生研究所(NIMH)、学術界は沈黙している。研究不正となれば、多数の製薬企業と国を巻き込んだ不正となり、被害者数は膨大で、被害額も膨大だろう。日本ではほとんど報道されていない。国民の損害額(推定)は1000億円(大雑把)。

記事を読む → スティーヴン・イートン(Steven Eaton)(英)