前回の朝の連ドラ「ブギウギ」が終わってしばらく経つ。だが、強く印象に残っているのは茨田りつ子を演じていた菊地凛子さんが出撃を待つ特攻兵の前で歌った舞台のシーンだ。茨田りつ子は、それを演じている菊地凛子さんとは違い非情な顔立ちと態度であった。それが特攻兵の前での歌唱が終ると舞台の袖で泣き崩れた。人間味を感じた。何と素晴らしいシーンの連続であったことか!これが今回の連ドラの全てであると思い、他のシーンや物語はどうでもよくなっていた。
私は菊地凛子さんと云う素晴らしい女優さんを知らなかった。茨田りつ子として歌っているのはプロの歌手であると思っていた。家内から彼女は女優の菊地凛子さんだと教えられた。何と云う歌唱力と演技力か。このような素晴らしい女優さんがいるなら、テレビドラマも捨てたものでもないと考えたが、その素晴らしさを引き出せる演出家がいるかどうかが問題である。
発声の訓練も演技の訓練もせずに、何かの縁か誰かの紹介でドラマに出演し、台詞のイントーネーションもいい加減な名ばかりの女優や男優を見ていると、ドラマそのものに興味を失い、テレビのスイッチを切ってしまう。
今回の「ブギウギ」で、いつ菊池凛子さんが出てくるかと期待を込めて見続けていたが、出るシーンがないとがっかりした。
菊池凛子さんは、音大で声学を正式に学んだ偉大な歌手の淡谷のり子さんを尊敬し、自分なりになんとかそれを表現したく、また話し方も自分なりに考えたとNHKの番組でおっしゃっていたが、自分が一番うまいのよ!と自慢するように歌っていた淡谷のり子さんより、茨田りつ子が歌う「別れのブルース」の方がずっと良かったと私は思っている。
今回はやっと満開になった近くの公園の桜だけを集めた。写真を見るとお分かりのように花だけではなく葉も一緒に芽を出している。ご存じのようにオオシマザクラは花と同時に葉も芽を出してくるが、ソメイイヨシノは花が先に咲き、その後で葉が芽吹くのが普通である。念のため、この公園事務所に桜の樹種を電話で伺ったところ、全てソメイヨシノだそうである。今年の開花は異常に遅かったので、待ちきれなくなった葉が花と一緒に芽を出してしまったのであろう。
私は菊地凛子さんと云う素晴らしい女優さんを知らなかった。茨田りつ子として歌っているのはプロの歌手であると思っていた。家内から彼女は女優の菊地凛子さんだと教えられた。何と云う歌唱力と演技力か。このような素晴らしい女優さんがいるなら、テレビドラマも捨てたものでもないと考えたが、その素晴らしさを引き出せる演出家がいるかどうかが問題である。
発声の訓練も演技の訓練もせずに、何かの縁か誰かの紹介でドラマに出演し、台詞のイントーネーションもいい加減な名ばかりの女優や男優を見ていると、ドラマそのものに興味を失い、テレビのスイッチを切ってしまう。
今回の「ブギウギ」で、いつ菊池凛子さんが出てくるかと期待を込めて見続けていたが、出るシーンがないとがっかりした。
菊池凛子さんは、音大で声学を正式に学んだ偉大な歌手の淡谷のり子さんを尊敬し、自分なりになんとかそれを表現したく、また話し方も自分なりに考えたとNHKの番組でおっしゃっていたが、自分が一番うまいのよ!と自慢するように歌っていた淡谷のり子さんより、茨田りつ子が歌う「別れのブルース」の方がずっと良かったと私は思っている。
今回はやっと満開になった近くの公園の桜だけを集めた。写真を見るとお分かりのように花だけではなく葉も一緒に芽を出している。ご存じのようにオオシマザクラは花と同時に葉も芽を出してくるが、ソメイイヨシノは花が先に咲き、その後で葉が芽吹くのが普通である。念のため、この公園事務所に桜の樹種を電話で伺ったところ、全てソメイヨシノだそうである。今年の開花は異常に遅かったので、待ちきれなくなった葉が花と一緒に芽を出してしまったのであろう。