今ではなかなか聴けない音、蓄音機の奥深いお話 | ミュージカルとフランス語な日々

ミュージカルとフランス語な日々

ミュージカルとフランス語の学習日記。

蓄音機で音楽を
聴いたことがありますか?

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この音が予想以上に味があって
虜になりそうです。


針を落とす時にする
パチパチっという音も好きです。


「台湾語ポップス黄金時代のSP盤を蓄音機で聴こう!」

というイベントに
行ってきました。

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私、台湾の音楽も好きなんです。

このイベントで紹介されたのは
1930年代、台湾が日本に統治されていた
時代の音楽でした。

選曲家である桑原茂一さんが
ゲストでいらしゃって、

ちゃんと楽曲をメモしてなかったので
全部は思い出せないのですが、

「死刑台のエレベーター」の監督
ルイ・マル(Louis Malle)の作品

「さよなら子供たち」
(Au revoir les enfants)の楽曲

そして、ジャコモ・プッチーニ作曲の
オペラ『トスカ』の「星は光ぬ」を

SP盤を聴きました。

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「蓄音機は正面から音が
出るから、正面に来て聴いてみて」

と言われ、壇上の前に座って
聴きました。

蓄音機で音楽を聴くことは
その時代の空気も蘇るので
「解凍する」と言うみたい。


今はワンタッチですぐ
曲が聴けますよね


驚いたのは蓄音機で聴く際は
1回1回針を取り替えなくては
いけないということ。


聴きたい曲を探して
再生ボタンを押せばすぐ
聴ける現代、


手間がかかるからこそ
その音楽やSP盤、蓄音機の
特別感が伝わってきました。


そして今でも台湾の
有名歌手たちによって
カバーされ、色あせない

30年代の台湾ポップス。
そして、日本との関係も・・・


ゲストには台湾の音楽学者と
ミュージシャンの方が
いらっしゃって、


興味深いお話も
たくさん聴けました。

30年代の知られていない音楽を
現代の人気歌手にカバーして
もらうプロジェクトや

台湾で発売されたSP盤は
数も少なく高いものだと
50万円以上もする!などなど。


蓄音機が似合うインテリア
の部屋に住んで、

夜にお酒を楽しみながら
蓄音機から流れる音楽を聴く・・・
ようなことがしたいです♪


音楽と蓄音機に
魅了された貴重な体験でした。