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ブガッティやランボルギーニ、ケーニグセグで活躍したデザイナーが自分の理想のハイパーカー、「Nilu27」を8月15日に発表すると予告。衝撃に備える必要がありそうだ【動画】

ブガッティやランボルギーニ、ケーニグセグで活躍したデザイナーが自分の理想のハイパーカー、「Nilu27」を8月15日に発表すると予告。衝撃に備える必要がありそうだ【動画】

| 現時点ではほぼ情報が公開されておらず、おそらくNilu27はブランド名、そして車名は別に用意されるものと思われる |

これまでのサッシャ・セリパノフの業績から判断するに、大きな期待を寄せても間違いはないだろう

さて、フォルクスワーゲングループにてランボルギーニやブガッティのデザインに関わり、そこからヒョンデ、さらにケーニグセグへと移った後に独立の道を歩んだカーデザイナー、サッシャ・セリパノフ氏。

そして今回同氏は正式に「Nilu27」という新しいハイパーカーブランドを立ち上げたことを発表し、同時に1篇の動画をリリースしています。

この第一弾となるハイパーカーについては「デジタル化、電動化、その他の気を散らすものに動じることなく、私たちは究極の自動車体験に焦点を当てている」と紹介され、さら動画には排気音も収録されているため、ガソリンエンジンオンリーのアナログなクルマになるものと思われます(発表は8月15日、ペブルビーチにて行われることもアナウンスされている)。

「Nilu27」はどんなハイパーカーになるのか

今回公開された23秒のティーザー動画ではリアのみが捉えられ、「トリプルエキゾースト」は、「3階建てのリアウイング」を見ることができ、「3」がひとつのテーマなのかもしれません。

テールランプは(同氏がデザインした)ケーニグセグ・ジェメラとの共通性も見られ、トリプルエキゾーストとウイングはパガーニ・ユートピア(ウトピア)を連想させなくもないですが、それらよりは遥かに「凶暴」であり、究極のパフォーマンスを予感させます。

そのほか、バブル状のキャノピーを持つこと、ガルウイングドアを装備すること等もわかりますが、アナログな中にも有機的かつ未来的なデザインを見て取ることもでき、他に類を見ないインパクトを持つハイパーカーとなりそうですね。

サッシャ・セリパノフはこんな人

サッシャ・セリパノフ氏は上述の通り多彩な経歴を持つ人で、ランボルギーニではウラカン、ブガッティではシロンのデザインに携わり、ケーニグセグでは3年近くの間にジェメラ、そしてCC850のエクステリアを手掛けるという実績を残しています(ジェネシス時代はチーフデザイナーとして勤務し、いくつかのコンセプトカーを手掛けている)。

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その後独立し、2023年には自動車設計コンサルティング会社「Hardline27 LLC」を設立し、ここではテスラ向けのパーツをリリースするアンプラグド・パフォーマンスとの協業にてテスラ各モデル向けのホイールなどを手掛けることに。

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なお、同氏が独立した理由については「クルマのデザインを、1970年あたりのカロッツェリア全盛時代に戻した」という想いがあったからだと語られており、当時の「デザイナーやエンジニアが一緒になってクルマの構造や形状を考え、無理難題を解決しながら前に進んでいた」というプロセスを再現したかったのだそう。

一方で現在のカーデザインは様々な制約の中において行われ、かつ分業が進んでいるために「デザイナーなデザイナーとしての仕事」を行い、「エンジニアはエンジニアとしての仕事」に集中するメジャーメーカーの手法に疑問を感じている(この環境の中では本当に美しいクルマを作ることができない)、とも語っています。

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