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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<スポーツ雑感 2024/6/12>
サッカー天皇杯2回戦で、関東大学リーグ2位の筑波大学が、PK戦の末、J1首位の町田に勝利した。たしかに町田には、前半からケガによってゲームプランが大きく崩れてしまった不運があった。しかし、それを差し引いても、Jクラブに内定している選手らの堂々とした試合運び、戦いぶりは、素晴らしかった。後半追加時間に決めたU23代表の内野の同点ゴールも見事だった。「ジャイキリ」という表現はふさわしくない内容だった。


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<スポーツ雑感 2024/6/8-2>
ようやく開幕1週間前にWOWOWによるEURO2024ドイツ大会の放送・配信が決まった。テレビ放送に加えインターネット配信が急拡大し、特に大手IT企業が配信事業に参入したことで、スポーツの放送権料はますます高騰している。そんな中、1996年イングランド大会から放送しているWOWOWとしては、「EUROはWOWOW」という自負があったのだろう。ファンにはありがたい。たっぷりと大会の放送を楽しみたい。


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<スポーツ雑感+ 2024/6/8>
先日、フランスで開催された「IBSA 男子ブラインドサッカーワールドグランプリ2024」で、世界ランク3位の日本代表は、3位決定戦でブラジルに敗れて4位になった。ただ、その成績よりも内容を評価したい。グループリーグ3試合、準決勝、3位決定戦とすべての試合でゴールを決めた。また、日本の後藤が、コロンビアの選手とともに大会得点王になった。
開催地枠で出場が決まっていた東京パラリンピックに向けては、当時の高田監督のもと、まずは守備力の強化が進められた。そして、攻撃面では、セットプレーやパスワークでのコンビネーションに磨きをかけた。しかし、本番のグループリーグでは、フランスに4対0で大勝したものの、ブラジル、中国に無得点で敗れ、結局5位に終わった。
ブラインドサッカーで攻撃力を高めることは難しい。それだけに、今回のワールドグランプリで、アルゼンチン、ブラジルなど強豪相手に得点を奪った攻撃面での進化は素晴らしい。現在の監督は、東京パラリンピックのときに高田監督のもとガイド兼コーチを務めた中川さんだ。東京大会のレガシーを活かしつつ、中川ジャパンとして実力を高めている。
自力で出場を決めた今夏のパリ・パラリンピックで、東京大会の5位からジャンプアップするブラインドサッカー日本代表を観たい。


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<スポーツ雑感 2024/6/6-2>
レアル・マドリードがキリアン・エムバペの入団を発表した。前線の布陣は、エムバペ、ビニシウス、ロドリゴ、ベリンガムら、速くて、巧くて、若いプレーヤーの組合せとなるのだろう。メッシが、パリSGに移籍したときに、ネイマール、エムバペ、メッシという超豪華トリオが実現したが、それを超える実力と魅力がある。ピッチ上の指揮官クロースの引退後、アンチェロッティ監督がどんなチームを創るのか。来季が楽しみでしかない。


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<スポーツ雑感+ 2024/6/6>
パリ五輪まで50日の本日、東京五輪・パラ組織委元理事、高橋治之被告の受託収賄の公判を傍聴した。いつもの東京地裁422号法廷で、一般傍聴券38枚は無抽選で傍聴希望者全員に配られた。明らかに関心が薄れている。
証人は、すでに贈賄罪で有罪(懲役1年、執行猶予3年)となっているAOKIホールディングスの上田雄久氏(現AOKIホールディングス・グループ事業戦略室室長)で、検察の尋問が13時30分から17時まで(途中15分の休憩あり)おこなわれた。検察の尋問も証人の答えも歯切れが悪く、実際の時間よりも長く感じた。証人の妻と息子も傍聴していたが、15時頃には退席していた。
検察の立証趣旨は、高橋被告が組織委理事の「職務権限」を行使して、いかにAOKIに便宜を図り、AOKIの要望を叶えていたか。
実際に、証言によれば、高橋被告の力添えで
  • AOKI幹部と森元組織委会長との会合
  • ティア3スポンサーとしての協賛金15億円が半額の7.5億円に
  • 遅れ気味だったスポンサー契約の早期締結
  • コンペになったものの日本代表選手団の公式服装を受注
  • ライセンシング契約でのレディス・カテゴリーの追加と早期契約
  • 大会が1年延期になったことで、組織委から求められた1億円の追加協賛費を1000万円に減額
などが実現したことになる。オリンピックという世界最大級のスポーツイベントの利権に関連して、これだけのことをやれるのは、高橋被告しかいないだろう。
そして、上田証人は、その背景として、高橋被告が、
  • 組織委理事であること
  • 電通の元専務であること
  • スポーツマーケティングに精通していたこと
の3つがあったと証言した。つまり、組織委理事の力が働いていたものの、その他の要素も大きかったということだ。むしろ、電通マンとしてスポーツマーケティングを開拓し、その界隈で築いてきた世界的強力な人脈は、組織委理事の職務権限よりもはるかに大きな影響力があるのではないか。裁判所は、どう考えるだろうか。
なお、この日の検察尋問の中には、コンサル業としての高橋被告の実績を矮小化するような姑息なところがあったことも書き留めておきたい。
検察側の尋問だけで終わってしまったため、上田証人に対する弁護側の尋問はあらためて日程を決めるとのこと。ただし、次回の公判は7月2日(火)13時30分から同法廷の予定。


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<スポーツ雑感 2024/6/3>
笹生優花が2度目の優勝に輝いた全米女子オープンゴルフ。最終日は、午前3時から生中継を観始めて約4時間半、まったく目が離せなかった。首位タイのM・リーが1番でバーディーをとったものの、その後は上位陣がのきなみスコアを崩していった。今季絶好調のN・コルダを予選落ちさせた難コースが序盤から牙をむいた。結局、通算アンダーパーは、笹生と2位の渋野だけ。最終組がホールアウトして、ようやく一息つくことができた。


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<スポーツ雑感 2024/6/2-3>
全米女子オープンゴルフで日本人選手が奮闘している。3日目を終え、首位に2打差の4位に渋野日向子、5位に笹生優花、6位タイに小祝さくら、8位タイに竹田麗央。さらに、上位25人(19位タイ)までに、山下、古江、岩井千怜、河本、鈴木、尾関が名を連ねる。3年前の2021年の大会では、笹生と畑岡の日本人同士による夢のようなプレーオフの末、笹生が優勝した。再び、日本のゴルフファンが歓喜する瞬間が生まれるのか。


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<スポーツ雑感 2024/6/2-2>
レアル・マドリードの優勝の立役者、クロースのボールさばきに魅了された。ボールを受けて、蹴るというシンプルな一連の動作にまったく無駄がなく、美しい。そのクロースは、今期限りでの現役引退を表明している。残念でならない。6月14日(日本時間15日)に始まるユーロ2024でのドイツ代表が最後のパフォーマンスになる。しかも、日本ではユーロの中継を観ることができないかもしれない。Jリーグに来てくれないものか。


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<スポーツ雑感 2024/6/2>
レアル・マドリードとボルシア・ドルトムントによるUCL決勝戦は、ともに持ち味を十二分に発揮した好ゲームだった。前半、ドルトムントがボール奪取からの超速攻でレアルゴールを何度か脅かした。それに耐えたレアルは、後半、反転攻勢。レアルは、クロースを中心とした冷静沈着なサッカーを展開し、90分間を有効に使って王者に返り咲いた。アンチェロッティのベンチワークとクロースのピッチワークがあってこその勝利だった。


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<スポーツ雑感 2024/5/18>
ラグビー・リーグワン・プレーオフ準決勝、埼玉パナソニックワイルドナイツ対横浜キヤノンイーグルス。試合開始は午後2時。真夏のような強い日差しのなか、ときおり心地よい風が吹き抜けた。予想通り、埼玉が前半早々に2トライを奪ってリードするも、後半、横浜が2トライを取り返して逆転。この勢いのまま横浜の下剋上なるかと思われたが、そうは問屋が卸さなかった。王者奪還を目指す、埼玉にとっては良薬になったことだろう。




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<スポーツ雑感+ 2024/5/16>
東京地裁422号法廷で、東京五輪組織委元理事、高橋治之被告の受託収賄の公判を傍聴した。一般傍聴券37枚は、無抽選で傍聴希望者に配られた。関心が薄まりつつあるのか。
今公判では、これまで検察が主張してきた意見に対して、弁護側による真っ向否定する陳述が、弁護人A→B→Aと交代しながら、13時30分から約2時間にわたっておこなわれた。弁護人AからBに交代する際には、弁護人Bが「ここからは、私が朗読します」と言ったとおり、延々と書類を読むだけ。裁判官も、検察も書類を共有しているのに、まるまる読む必要があるのか。なんなら、傍聴人にも配付して欲しい。
陳述の主な内容は、組織委理事の職務権限があいまいなままであること、特に、森元会長の言質をとろうとしない検察は、職務権限の立証を放棄しているのではないか。
また、ADK、KADOKAWA、大広、AOKI、サンアローから受け取った金は「賄賂」ではなく、コンサル・ビジネスの対価であると主張した。
陳述の中では、高橋被告が「スポーツマーケティングの第一人者」「電通のスポーツビジネスの礎を築いた有力OB」といった表現が繰り返された。ADK、AOKIとは、組織委理事になる前から関係が始まっていて、「コンサル」として東京五輪以外でも大きく貢献していたことが紹介された。また、高橋被告がはたらきかけた相手は、組織委への出向者を含めて、すべて電通社員(後輩)だったとし、「理事」としてではなく、「電通の有力OB」としての力を強調した。
「理事の権限」(検察側)対「高橋被告の実績」(弁護側)。
前回の公判で、電通から組織委に出向していた元マーケティング局長が「理事だから従った」という証言をしたが、高橋被告が理事でなかったら従わなかったのだろうか。「たら・れば」の話ではあるが、おおいに疑問である。理事に就任していなくても、高橋被告はその影響力を多方面に及ぼしていたと想像する。
次回は、弁護側の証人尋問で、6月6日(木)13時30分からの予定。


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<スポーツ雑感 2024/5/11-2>
北海道旭川、富良野、名寄、士別の4市が、2028年冬季ユース・オリンピックの招致を検討しているようだ。2010年にシンガポールで夏季大会が始まった若手選手のみの五輪大会。オリンピック好きの日本でも、ほとんど報道されないため、あまり知られていない。しかし、競技レベル、注目度は五輪には及ばないが、五輪憲章が求める平和運動や若者の交流の場としては、五輪よりも五輪らしい大会だ。4市の招致活動を支持したい。


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<スポーツ雑感 2024/5/11>
AFC女子クラブ選手権、浦和レッズレディース対仁川レッドエンジェルス(韓国)を浦和駒場スタジアムに観に行った。平日18時の試合開始ながら、ホームゴール裏とメインスタンドはほぼ満員。観客は約5000人だったが、浦和ならではのサポーターの声は場内に響き渡り、まるで5万人かのよう。一方、アウェーの韓国側エリアは数人のみ。開催決定が直前だったせいか。少し残念。浦和の逆転勝利は大声援に押された結果でもある。



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<スポーツ雑感 2024/5/9>
今季のUEFAチャンピオンズリーグはドルトムントとレアル・マドリードが決勝に進み、ドイツ勢同士の頂上対戦は実現しなかった。接戦の準決勝。パリSGのエムバペを抑えたドルトムントは勝ち上がり、レアルのビニシウスを止められなかったバイエルン・ミュンヘンは敗退した。ウエンブリーでの決勝では、ドルトムントの守備陣がビニシウスにどう対応するのか。レアルの現場指揮官、クロースとモドリッチのプレーにも注目したい。


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<スポーツ雑感 2024/5/5-2>
U23アジア杯での日本の優勝を伝える読売新聞に、「山田楓ロスタイム決勝弾」の見出しが、本文中にも「後半ロスタイム」という表現があった。正しくは「アディショナルタイム」だ。紙面の関係で文字数の少ない「ロスタイム」にしたのだろう。しかし、節約するなら直訳的な「追加時間」の方がよいのではないか。または、「AT」と略すか。ただ、「追加時間決勝弾」「AT決勝弾」が一般読者に響くか。一般紙の悩ましいところだ。



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