こんばんは&おはようございます。

 

 間の平日を休めば最大10連休とする事も可能だった今年のゴールデンウィークも終わりました。雨が降った日もありましたが晴れた日が多く晴れ概ね天気に恵まれたと言えるのではないでしょうか。暦の上では夏の始まりとされる立夏だった5日は各地で気温が上がり最高気温が30℃を超えた所もありました。

 

 毎年の事ではありますがゴールデンウィーク(GW)が終わると何をやるにも気分が乗らない、いわゆる「五月病」に罹る人が多くなります。環境の変化がある4月に気を張って過ごしていた所に気を緩める事が出来るGWがやって来て、それが終わるとまた生活のリズムを元に戻さないといけないのですから無理もありません。

 しかも、この後しばらく祝日が訪れず単純な曜日と数字が羅列されているカレンダーを見るのが億劫になってしまいます。梅雨の時期が近づきジメジメした天気がそれに輪をかけるのですが、次の祝日(7月15日:海の日)までの約2か月間。それまでの1~2日ぐらい「ご褒美祝日」を自分に与えて頑張ろうかなと思っています。

 

 さて、湿気が少なく爽やかな陽気だったGW後半ですが、昨日辺りから曇天の空模様で空気がジメジメした感じがする東京。新緑がきれいに映える時期ですが、今日も梅雨傘を思わせるようなどんよりとした空模様でした。

 

 そして、明日の全国の天気予報を見ると一瞬「ン?」と目を止めたくなる予報が「ある地方」で出ています。昨日(6日)根室で桜(チシマザクラ)桜の開花が発表され今年の桜前線がゴールを迎えましたが、その北海道の道北と道東の一部で明日の天気が以下の通り発表されています。

 

7日17時発表 8日道北、道東の天気予報(気象庁HPより)

 

 白い部分は降雪雪だるまが予想されており既に降っている所もあるようですが、今夜から明日にかけて平地でも雪が降ると予想されています。本州より寒い北海道、しかも道北やオホーツク地方であれば5月に入っても雪が降る可能性はあるのですが、雪に慣れていない地域に住んでいる者にとってこの時期、雪が降る事に関してあまりピンと来ません。

 ちなみに、札幌で6月に降ったのが最も遅い平地での降雪と言う記録が残っていますがこれは1941年と戦時中の話。都市部では通常降っても4月中旬頃までのようです。

 

 

 では明日(8日)9時の予想天気図と上空1,500m付近の気温の様子を数値予報図で見てみると

(左)8日9時の予想天気図

(右)8日9時(標準時+9時間後)数値予報図(850hPa気温図) 

                            (気象庁HPより)

 

 数値予報図を拡大させた図が以下となります。

  

 

 赤線は九州~北海道のおおよその位置青線紫線はそれぞれ上空1,500m付近0℃-3℃の等温線となります。

 

 今日(7日)に北海道を通過した低気圧は発達しながらオホーツク海に進みます。その為、次第に北寄りの風が吹くようになりそのタイミングで上空1,500m付近の気温が0~-3℃とこの時期としては強い部類に入る寒気が北海道付近に流れ込む為、北海道の山間部では積雪、平地でも降雪となる可能性があります。またGW期間中は本州並みに高かった気温に関しても明日(8日)は日中でも10℃前後と一気に下がるでしょう。

 本州でも寒冷前線が通過した後は寒気が入り込みやすい状況となります。長く居座る寒気ではないと思いますが、8日から9日にかけては気温が上がらず日中でも上着が必要な気温になる所もあるでしょう。東京も明日の夕方ぐらいから気温の変化に注意が必要と思われます。

 

 

 寒暖差が日によって大きいのが昨今の傾向ですが、GWが終わったばかりと言う事と併せて体調を崩さぬようお気を付け下さい。

 

9日9時(標準時+9時間後)数値予報図(850hPa気温図)(気象庁HPより) 

 

 明後日(9日)9時には上空1,500m付近の0℃の等温線が日本海側や東北地方に掛かるようになります。標高の高い山は雪が降る可能性があります。平野部は大気の状態が不安定になるので天気の急変(落雷、突風、降雹)に注意が必要です。

 

 

 

今日の一枚

 「風薫り 新緑映える 皐月かな」 

 薫風、新緑、そして5月と言えばこの鳥の季節でもあります。出掛けたお店の軒下にいたツバメをパシャリ。巣の中からは雛の鳴く声が聞かれました。

 

 

 

 

 

 

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