Can't Stop Loving SMAP

SMAPの「音楽」について何か書くブログ。(♪を付した文またはパラグラフは、引用部分です)

a29. 夏日憂歌

2016年12月29日 | アルバム
『夏日憂歌』

リリース:2003年6月25日
作詞:市川喜康
作曲:市川喜康
収録アルバム:『SMAP 016 / MIJ』
調性:F→Am→C


夏日憂歌と書いて、“サマータイムブルース”と読む。
『オレンジ』、『Song2 ~the sequel to that~』の2曲と、3部作を成す。
歌詞をざっと眺めると、漢語が多い印象を受けるのは、『Triangle』と似ている。
非常に人気のある曲で、『SMAP 25 YEARS』にも入っている。

作詞・作曲した市川喜康によると、『SMAP 016 / MIJ』というアルバム自体、とても好きだという。
「“どこにもぶつけようのない、大人の切なさ”をSMAPに歌ってほしい」と願って作った曲だと述べている(『月刊TVnavi 2016.12.20 -2017.1.31』)。
前にも述べたが、私は市川喜康氏の曲が好きであることのほか、作家一人一人がこうして、SMAPだからこそ歌ってほしいとの想いを込めて作品を制作してくれることが、たまらなく嬉しい。

ツアーが始まって間もなくの頃、中居正広がラジオでアルバムの曲について語り、『夏日憂歌』に関しては、結構悪態をついていたのが忘れられない。
最初から「詞の意味がわかんない」と言い出し、
「♪幼い心を鼓舞して って、“鼓舞”ってなんだよ」
だの、
「♪そして今朝も定刻通り 揺れるバスは終点に止まる
  僕は同じく右から降り立つ
 って、なんで右から降りんだよ。運転手さんは左かよ、ここ外国かよ」
と散散突っ込んでいた。

言われると確かにそうなのだが、今でもこの部分を聴くと、中居のあの言いぐさを思い出して、そんな曲でもないのに一人笑ってしまうのである。


SMAPさん『夏日憂歌』の歌詞