改憲阻止活動への署名

大阪の京橋駅のJRと京阪の間の、いつも献血バスが止まっている広場で、憲法改正反対、9条を守れ! 戦争を起こさないための署名を! とやっているおじいさん方がおられました。

もちろん署名はお断り。

>>以前の記事「署名活動への疑問」

そしたら、チラシをくれました。「改憲阻止ニュース」と書いてあります。

京阪電車のプレミアム席で読んでみましたら、ひでーもんでした。

「ガザ虐殺に、アメリカの大学生は大学を占拠して猛烈に抗議している!」

「去年8月6日、広島平和公園の反戦集会で騒いでいた仲間が5人逮捕された!」

「日本政府はアメリカと組んで中国を侵略しようとしている!」

「沖縄に基地を作るのは反対!」

簡単にまとめるとこういうことでした。

何だ、この無理やりな起承転結ストーリーは。

支離滅裂だ。

誘導するにしても、私ならもうちょっと上手に作るなあ。作りませんけど。

署名を求めてきたおじいさんがどんな説明をしてくるのか、ちょっと聞いてみたい気もしましたが、時間がなかったし、理論の破綻をつっこんだりしたら、ブチギレられそうなのでやめました。

戦争を起こさないのは大いに賛成ですが、武装しなければ戦争が起こらないというのは、このご時世、どこ見てモノ言うとんねんという感じですね。

ウクライナは核兵器を放棄したらロシアに襲われました。

他国の支援を受けて、がんばって戦争してます。

もともと武装のないウイグルとかチベットは中共に襲われ、戦争になるまでもなく滅ぼされかけています。

憲法改正反対の人たちって、戦ってはいけない、黙って死ね、と考えているんでしょうか。

私は、黙って滅びの道を進むより、戦ってでも生き延びる方がいいと思うのです。

もちろん戦わずして勝つのが良いです。しかし戦争を避けるためにも、強さと智慧が必要です。

平和は、確固たる土台があってこそ。

三国志を読んでも良くわかります。上っ面の同盟とか、仲良し政策は、力の均衡が破れたときにすぐに反故にされます。最初っからそのつもりで、相手を油断させるために平和だ友好だと言っているだけですね。

「平和」は覇権のための作戦です。方便です。

本当に平和を維持するためには、手間暇コストが必要です。外交で根回しして、武力でハッタリかましとかないといけません。

ハッタリかますにも実力の裏付けが必要です。

憲法改正反対! とか言っていたら、ハッタリさえ効かないじゃーないですか。

そういう考え方を、うちの子には日頃まあまあ伝えておりますが、学校でもしっかり教育してもらいたいもんだ、と思います。

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