旅に出たなら何食べる-小渕沢・蕎麦hajime

箱根の帰り道が中央高速と決まった時に、ランチは蕎麦hajimeを予約した。
3年は行ってないのでHPで確認するとランチは1000円ほど値上がりしていた。
気にかかるのは前回は3300円のコースで予約したけれど、お支払いの時は6000円近くになっていた。
基本の蕎麦を好みの蕎麦に変更するとそれぞれに金額がプラスされる。
かなりクオリティが高いデザートが付く、しかし飲み物は別料金になるので、予算は基本にプラス1000円程度は見ておく必要がある。
蕎麦で5000円は高いのか妥当か、はたまたお安いのか。ご近所さんのジャッジが気になるところ。
私がここが好きなのは蕎麦よりも雰囲気を気に入っていることが大きい。


外にたっぷりの緑があって、落ち着いた室内にいると何でも美味しくなってしまう。
元々私は蕎麦のウンチクなぞは全く分からない。
フレンチの料理人だったという店主は「大将」ではなく「シェフ」のイメージだ。
最初に運ばれたのは筍の入ったスープ風のものだったが写真は写してないし、記憶も曖昧といい加減。
2番目に出されたひと皿は蕎麦やのイメージを覆す。初めて伺った時はこのお皿にときめいたものだ。
お造りではなく、サラダではなく、カルパッチョに近い感覚のひと皿だった。

前回の時と同じくコースの途中で「岩牡蠣」や「大きなホワイトアスパラガス」を追加で勧められた。
前回は牡蠣には目が無い夫婦なので追加オーダーしている。
ご近所さんには「断りにくい雰囲気で勧められるのは、いややねー」と不評。
それは私も負担に思う所だった。
最近のレストランは基本があって、それに追加でオリジナルのコースを作ると言う事も普通になりつつあるらしいから雰囲気に慣れる必要がありそうだ。
今回は全員 No, thank you
3皿目は十割蕎麦の小さな器。
冷たい汁蕎麦は、しっかりと歯ごたえがあって新鮮だった。
4皿目は天麩羅。
蕪も南瓜もスイーツのように甘く、揚げたての熱々で衣はサクッと軽い。
目を細めて堪能した。


蕎麦は、スダチ蕎麦をチョイスした。

スダチがぎっしり敷き詰められたスマートな器が目を惹く。
頂く前に目に入る、盛り付けの美しさや器、彩などが脳に美味しいと焼き付ける効果がある。
スダチ蕎麦は出汁の美味しさもあって完食した。
最後のデザートが、秀逸で手を叩きたくなる。
蕎麦を完食した後でも、コーヒーと共にゆっくりと余韻を楽しめた。

蕎麦屋らしくないしつらいの店舗と蕎麦屋らしくないコース仕立てをご近所さんはどう思ったのかは、まだ聞いていない。

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