頼成(らんじょう)の森だより

「県民公園頼成の森」総面積は115ha
東京ドーム25倍、日々の!写真を中心に
森の今をお伝えします

「花しょうぶ祭り」準備の準備

2024年06月03日 | 紅葉
本日、「お知らせ」欄で、
「花しょうぶ祭り開催」と「通行止め箇所の通行再開」をお知らせしました。

「花しょうぶ開花状況」は、通行再開予定の7日の前日6日より始めたいと思っています。

花しょうぶは、品種によって極早生・早生・中生・晩生・極晩生など、咲く時期に遅い早いがあります。
頼成の森では、いろいろな品種を植えてあるので、一面を埋め尽くすお花畑にはならないのですが、最も咲きそろう見頃になるのは6月中旬と思われます。

車でお越しの方は、7日まで今しばらくお待ちください。

本日の状況
早咲き品種の多い1号田、法面の除草作業中です。

2号田から奥の状況




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愛を持って自然を撮る

2024年05月26日 | 紅葉
爽やかに晴れた本日、イベント「ネイチャーフォト教室」を開催しました。

講師は富山県写真家協会の野崎会長と柴田さんにお願いしました。
お忙しい中ありがとうございました。

まず30分ほど研修室で講義です。
シャッタースピード、絞り、ISO感度、露出補正などの基本のほか、
・アングルを変えてみる
・アリの視点、鳥の視点で撮ってみる
・背景で写真は変わる
・目をとめたところに発見がある
・生き物たちを愛を持って撮りましょう
・四季、天候、光の変化を新鮮な気持ちで楽しみましょう

野崎会長から様々な暗示を受け、新鮮な気持ちで自然の中に飛びこみます。


普段ならなんでもないクモの巣も、本日は七色に輝く美しき被写体

なにしろ、暗示にかかり新鮮なので、
もう少しで開くネジキの花もいつもより綺麗に見えます。
さらに、いつもなら見逃すものも目に入ります。
これは何だろう、見たことない、花?
ところがどっこい、ツクバネウツギの花が落ちたあとの萼でした。
「ガクッ」会長得意のダジャレも聞いたような気がします。
5枚の萼の下が果実で、萼を羽根つきの羽根に見立て、衝羽根でツクバネウツギ、ひとつ勉強しました。

池ではスイレンが咲き、トンボが飛び、カナヘビが日向ぼっこ
真ん中には、かわいらしいカメラマンも登場、
自然を一杯吸収してたくましく育ってね、将来楽しみです。

(おまけ)
キリンを彷彿させるモウソウチク
下を向いて歩いていても気付くホオノキの存在

本日は子供のような新鮮な気持ちで自然を見つめ直すことができました。
参加の皆さん、また良い写真を撮りに来園下さい、お待ちしております。
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黄色い花

2024年05月20日 | 紅葉
この時期黄色い花が目立ちます。
森林科学館周辺で見かけた黄色い花を拾ってみました。

ニガナ
舌状花が5~6枚のものがニガナ
8~11枚のものが亜種のシロバナニガナ(黄色はハナニガナ)
とのことですが、見分けつけがたいものもあります


ブタナ
ヨーロッパ原産の帰化植物、首の長~いタンポポ


イワニガナ(ジシバリ)
ジシバリは茎が地面を縛るように覆うことから

コナスビ
萼と果実が小さいナスのようだそうです

コメツブツメクサ
ヨーロッパ原産の帰化植物、カマキリを添えて

ハハコグサ
春の七草の「ゴギョウ」

ウマノアシガタ(別名キンポウゲ)
昔、馬に履かせた藁の馬沓が花に似ていた・・・他諸説あり

イヌガラシ
アブラナ科、食味はカラシのような辛みありとのこと

花の多くは昆虫などを介して受粉する虫媒花です。
春にいち早く活動し始めるアブ、ハエ類などは黄色に敏感のようです。
この結果、黄色の花の植物が次世代に子孫を残し今に至るようです。

そう言えば、花しょうぶの花弁の基部も黄色。
この黄色がネクターガイド(蜜標)といわれ、ハナバチなどを吸い寄せます。
昭和のオヤジが赤ちょうちんに吸い込まれるごとく。
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本日の人口密度は高かった

2024年05月12日 | 紅葉
ゴールデンウイークが終わった後の最初の日曜日
曇で雨も降りそうな日ですが、本日は大盛況

富山県ナチュラリスト協会の皆さん
「頼成地区の植生と植物」現地研修です。
午後までじっくり研修、
これだけの強者が集まれば内容濃厚、面白そうです。


ガイア自然学校
子供たち、職員の方々、大学生のボランティアの皆さん
「自然教室ガイアキッズ」で子供たちが五感を通して自然やお兄さんお姉さんとふれあってます。

家族連れの皆さん
つたない施設ではございますが、工作、ぬり絵、クイズを楽しんでください。


多くの皆さんが野外活動をされていますが、午後は雨予報。

夕方まで晴れるよう館長に得意の神通力をお願いしようと思ったのですが、
まてまて、日々これをお願いしたらこれまた問題である、やめた。

このことにより午後は小雨、雨となりましたが
頼成の森がサハラ砂漠にならないためには仕方がありません。


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緑徐々に濃くコントラスト激しく

2024年05月12日 | 紅葉
あっという間に緑が濃くなってきました。
以下は日差しが強かった昨日11日の写真です。
人が見る景色は脳内で光を補正しているためかそうでもないのですが、
日差しの強い日の森の写真は、正直に光を反映するのでコントラストが強すぎてそっけないものになりがちです。

が、個別にスポット的に見ると、コントラストも面白いです。

タンナサワフタギ
名前の由来は、沢に蓋をするように生えるのでサワフタギ、タンナは不思議な語感ですが、最初に「耽羅(済州島の古名)」で発見されたからだそうです。
普通に撮ると光が強すぎたので、
思いっきりマイナス補正で光を少なくしてみました。

小さく目立ちませんが、タカノツメの花が咲いています。
拡大してみます。
たくさん飛び出ているげじげじは雄しべのようです。

近くのタカノツメの花も、
拡大すると、先ほどの花と違います。
白く小さく先が2裂しているのが雌しべのようです。

調べるとタカノツメは雌雄異株とありました。
はて?ウコギ科は雌雄異株が多いのか。

ウコギ科のタラノキ、ウド、ヤツデ、コシアブラ、ハリギリなどどれも球状の小さな花が集まった花序をもちます。
が、しかし、両性花あり、雄あり、雌あり、同居あり、別居ありで、同じような花に見えてもたいへんややこしい。

ネット検索した中で、「ウコギ科の花を調べるとめまいを催す云々」という記述がありました。
これに倣い、めまいを起こさないよう深掘りはやめました。


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「緑に親しむ集い」

2024年05月04日 | 紅葉
本日は、みどりの日、
毎年恒例のイベント「緑に親しむ集い」を開催しました。

60余名の方々に参加いただきました。
ありがとうございました。

9時30分簡単な開会式の後、まずは、クイズを解きながらの森林散策です。
10班に分かれ、フォレストリーダーの皆さんの先導で森の中を歩きます。
上の写真の右上に白い花があります。
沢沿いなどに多い「ケナシヤブデマリ」です。

尾根に上ると、緑のトンネルです。
コナラ、ホオノキ、タカノツメ、コシアブラ、アズキナシ、オオバクロモジ、リョウブなどの落葉広葉樹が頭上を覆います。
10班に分け比較的少数で周るので、会話にも花が咲きます。
落葉広葉樹の緑も日に日に濃くなってきています。

11時頃森林科学館に戻り、しばらくしてからシイタケの植菌体験です。
フォレストリーダーの岡山会長さんから植菌の仕方、家に持ち帰ってからの管理方法について説明いただきました。





この種のイベントは天気次第なところがありますが、近年の「緑に親しむ集い」では雨がなく助かっています。
一説には館長の神通力とも言われていますが、本日も100%晴で、ゆとりを持って開催できました。
フォレストリーダーの皆さまにもお世話になりました。
ありがとうございました。





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元気ハツラツBBQ

2024年05月02日 | 紅葉
“さわやか”というのは秋の季語のようですが、本日は実にさわやか。

この良き日に、遠足の御一行様でバーベキュー卓が埋まりました。

富山いずみ高校看護科、
世に大切なエッセンシャルワーカーを目指しておられる皆さんです。
若者で卓が埋まったことが嬉しく、せっかくの記念にと思い出しゃばって出かけました。


「撮って大丈夫?」
「事務所の了解とってま~す、あははは」
「・・・・」
先生にも了解をもらい皆さんの記念撮影










今後の活躍に期待してます、皆さんの前途に栄光あれ!




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見上げてごらん春の空を

2024年04月28日 | 紅葉
本日晴、青空が広がる良い天気です
森も新緑に包まれています。
真っすぐを見て歩くとこんな感じなのですが、
「見上げてごらん春の空を」
まだ葉は若葉、陽を透して輝いています。
濃い大人の葉になるまでのわずかな時間、天を見上げるチャンスです。

葉が充満して空が見えないところもありますが、
葉の重なり具合で緑の濃淡ができて面白し、どこかしらに芸術的濃淡スポットがあるかもしれません。

天の力を頂いて帰ってまいりました。


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なぞなぞ「今咲いている・バラ科・白い花・高木」

2024年04月28日 | 紅葉

ウワミズザクラ
花が盛りです、特徴的な姿なので遠目にもよくわかります。
ゴージャスにして清楚、よくぞこんな造形が

アズキナシ
葉はあまり似たのがないので覚えやすいです。
側脈が10対ほどきっちりと斜めに並び、縁のギザギザは深いのと浅いのが混じる重鋸歯です。

オオウラジロノキ
果実は2cmほどの小さなリンゴで、秋にはこの木の下に沢山落ちてます。
食べて食べれないことはないようです。













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あの鳥はなんぞ

2024年04月21日 | 紅葉
4月18日の事です。
チュチュ言いながら鳥が群れて飛んでいました。

しかし、ド素人の私には何という鳥かわかりません。
近づくと遥か彼方に飛び去ります。
で、これだけたくさんいるのに、わかりません。
「あの鳥はなんぞ」

姿は見えねど、飛んでった方向を狙って悔し紛れに何枚か撮りました。

ちなみに、使用カメラはAPS-Cサイズ、レンズは18~270mmのズームレンズです。このレンズのみで頼成の森の自然と一本勝負をしております、はい。
270mmで撮ったのが下の写真です。
どうせゴミ箱いきさと思いながら
拡大していくと、あらら、あらまあ
真ん中に鳥が写っていました
マヒワでした


マヒワでしたとさもさもしく書きましたが、
その数日前に、展示林で撮ったのが下の写真です。
図鑑をひもとき、マヒワを知ったばかりでした。

マヒワは基本的に冬鳥で、5月には繁殖のため北方に旅立つようです。

野鳥撮影のコツは、音を立てずゆっくりゆっくり、木の陰などに隠れながら少しづつ近づき、そっ~とカメラを構え連写するだそうです。

あまり悠長なことはできないので、偶然の出会いに期待して、これからも耳を澄まそうかと思っております。
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本日の花

2024年04月21日 | 紅葉
本日、AMくもり、やや肌寒し
この時期、次々と新たな花が咲き出すので軽くチェックです。

チゴユリ、所々に見かけます

ガマズミ、あちこちで

サルトリイバラ、雌雄異株、これは雄株でした

ミツバアケビ、大きい雌花、ブドウの房のような雄花
作り物のような花です

森林科学館の東方50mにあるカスミザクラ
花期が遅く、まだかまだかと思っていましたが遂に咲いてました

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コナラの開葉始まる

2024年04月17日 | 紅葉
いよいよコナラが本格的に葉を開き始めました。

絹毛をまとった独特の色合いです。
この色を何と表現すべきか。

伝統色、和色辞典を見ると、薄萌葱(うすもえぎ)、若葉色(わかばいろ)、その他似た色にいろいろ名前が付いています。
豊かな自然とそれを愛でながら付き合ってきた先人、やはり日本です。



ホオノキ台から砺波方面、
この時期限定の趣き、コナラの若葉色の雲海です。

ユキグニミツバツツジも咲き始めました。

散り始めのサクラと里山の樹木の芽吹き、実に春です。

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訂正 アリの名前

2024年04月17日 | 紅葉
前回ブログで紹介したアリはトゲアリでした。

イベント講師をしてくださった林さんが、わざわざ来館くださり、
木のうろのアリはトゲアリで、ホウノキ台の東屋下にいるのは、
ムネアカオオアリということでした。

わざわざありがとうございました。

赤くて似ています。
小さくてよく見ないとトゲがわかりません。
先ほど性根を入れて撮ってきた写真でトゲを確認しました。


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守り人と歩く頼成の森(春の森の観察)

2024年04月14日 | 紅葉
本日、今年度最初のイベントを行いました。
春の森をじっくり観察しながら散策する企画です。
絶好の天気に恵まれました。

講師は地元砺波のナチュラリストの林さんです。
林さん、毎年ありがとうございます。

自然を五感で感じましょう!の呼びかけでスタート

コースは「八が峰のこみち」から「ホオノキ台」~「ドングリのこみち」~「小鳥のこみち」で、要所要所で説明を頂きます。

開葉前のコナラ林は明るく開放的
アズキナシは新緑

さて、皆さん何を見ているのでしょうか

ヤマモミジの花

ムネアカオオアリの巣
木の瘤と思って通り過ぎましたが、説明があって引き返し撮影です。


ツルシキミの花、端正です


ホオノキ台で小休憩




林さんには、優しく丁寧な説明を頂きました。
列挙すると、
ヤマウルシ、ヒサカキ、スギ、ヒメアオキ、イノデ、ユキバタツバキ、コブシ、ヤマモミジ、ムネアカオオアリ、シュンラン、ナガハシスミレ、トキワイカリソウ、モミジイチゴ、ツルシキミ、オオバクロモジ、エゾユズリハ、キクバオウレンなどなどです。
ありがとうございました。

さて、芝生広場では、シダレザクラが満開、チューリップも咲いています。
遠くに出始めたイチョウの葉の緑も見えます。
頼成の森の三重奏(はい、大袈裟です)と皆さんの記念写真を撮りました。
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本日の春情報

2024年04月11日 | 紅葉
シダレザクラ越しに見るイチョウの枝が緑に包まれ始めました
(第1駐車場周辺)

コナラ、早いものは少し葉が開いていますが、
多くはこれからです


トキワイカリソウが咲き始めています

モミジイチゴの花にはハナバチが飛び交っていました

シュンランも見ることができました

カツカツという音が林の中で響いています
コゲラのドラミングだったようです

ツバキのこみちのブナの試験植栽地、開葉し始めています
おそらく今週の土日は柔らかな緑の世界になると思います

ツバキのこみちを降りると、
少しだけミズバショウが見れます
名前のとおりツバキも


前回のブログで紹介したアミガサタケは、
その周辺にも何本か生えていました
ネットを検索すると、通称「チブル星人」だとか、なるほど
半世紀ぶりに懐かしい名前を思い出しました


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