釣りで一息。

釣りが好きです。釣り以外もいろいろ好きです。

ステラSWのロングハンドル化カスタム。


こんにちは、訪問ありがとうございます。

 

先日2度目のメーカーオーバーホールを終えたステラSWのお話です。

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私は主に冬の玄界灘青物ジギングに19ステラSWを使用しています。

実は今のジギング用タックルにどうしようもない大きな弱点がありまして、それが私の身体的スペック

まず何より非力で、スタミナにも自信がなく、技術もメンタルも・・・。

毎度毎度『釣り最高!楽しい!ヒャッハー!』というフィッシャーズ・ハイ(?)の精神状態で1日もたせているようなものです。

 

ジギングのフィジカル面で辛いことのひとつは、重たいジグのシャクり・回収や魚とのやり取りでリールのハンドルを回す動作。

これが少しでも楽になれば、釣りの快適度は大きく向上します。

そのためにかねてから目論んでいたのが、ロングハンドル化。文字通り長いハンドルに交換するカスタムです。

 

ロングハンドル化のメリットとデメリット

ロングハンドル化による最大のメリットは、同じ重さのものでもより小さな力で巻き上げることができるということ。要するにテコの原理ですね。

これにより、青物とのやり取りやジグの回収をより楽に行えるようになります。

釣り人として低スペックな私でも、タックルセッティングを変えていくことで身体的能力を補強することができるんですね。ありがたい話です。

 

一方でデメリットとしては、ハンドルの回転半径も大きくなるために素早く巻くのには向かないことと、ハンドルが長くなった分の自重増加、このあたりでしょうか。

また、あまりにリール本体の大きさに合わない長さのハンドルを取り付けた場合、重量バランスが悪くなって使いにくくなったり、メーカーの想定より大きな力が加わることでギアを傷めやすくなったりということも考えられます。

(※特に汎用サイズに長すぎるハンドルを取り付けた場合、キャスト時に不意のベール返りを起こす原因にもなり危険です!要注意)

 

どのハンドルを選ぶか?

使用している番手・10000PGのハンドル長さは75mm

これよりも長いものに交換します。

カスタムハンドルはいくつかのカスタムパーツ専門メーカーから発売されていますが、オフショア向けのカスタム品は基本的にお値段も相当いい感じのものが多いです。

私はあまりいい感じのほうではないので、ひとまず選択肢を二つに絞りました。

 

まずひとつは、純正品の番手違いのものを取り付けること。

ステラSWでは14000XGのハンドルが80mm、18000番以上のハンドルが85mm。ハンドルは5mm長くしただけでも大きく使い心地が変わりますが、こちらにするなら10mm長く85mmでいこうと決めました。

価格はハンドルシャンクのみで税込7,865円

ノブや軸のパーツは元々付いているものを流用します。

 

もうひとつの選択肢はゴメクサス社のカスタムパワーハンドル。こちらはチタン製ノブ・ハンドル軸のパーツも一体で付属して価格は税込9,990円

 

 

ハンドル長さは100mmで、これだととても楽に巻き上げられそうです。デザインも違和感のない色合い・造形です。

 

結局この2つの選択肢、最後の最後まで迷いましたが、フリマサイトをいくつか巡回しているとたまたま純正85mmハンドルが出品されていて価格も少し安かったので反射的にポチリ。

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届いて早速、取り替え作業開始です。

 

ロングハンドル化カスタム

作業時間は最短で5分ほど。

まずはハンドルを取り外します。

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続いてノブを取り外します。

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ついでにノブのベアリングを分解、脱脂してグリスアップすることにしました。

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ノブの後はハンドル軸のパーツを取り外します。

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接続部のマイナスねじを外します。

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すると軸パーツが外れます。

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これでハンドルシャンク単体になりました。

 

上が新しく取り付ける85mmハンドル、下が従来の75mmハンドル。

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この少しの差が、大きな差なんです。

 

重さを比較。


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75mmが27g、85mmが31g。+4gとなります。

 

あとは先程外したノブ・ハンドル軸パーツを付け替えて・・・。

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ハンドルを本体に取り付ければ完成!

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写真だとわかりにくいですが、実物ではハンドルが長くなったのが割とハッキリわかります。

さすがに空回しの感触は変わらないですけど。

 

余談:このままオーバーホールに出すと?

私のステラSWはご覧の通りで、ハンドルノブに夢屋のカスタムラウンドノブ、そして今回純正の番手違いハンドルを取り付けて、純正品のみの使用ですがカスタムを施しています(夢屋もシマノ製品です)。

この状態のままメーカーオーバーホールに出した場合にどうなるのか?

実は前回の更新と今回の話は時間が前後していて、このロングハンドル化を済ませた後にメーカーオーバーホールに出しています。

結果としては受付不可ということもなく、メーカーからの指摘も何もなく終わりました。

当然といえばそうですが。

一方で私の20ツインパワーには純正品とはいえローターナットベアリング化のカスタムをしているのですが、これはさすがに受け付けてもらえないような気がします。

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ということで、ちょっとお金は掛かりますが簡単お手軽なカスタムが完了。

しかし次の冬まで出番がないので、カスタムの成果を体感できるのはしばらく先になります。

次のシーズンこそはブリの自己記録を更新したい・・・!!

 

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