iPhoneのバッテリー交換の費用ってどれくらいなの?

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iPhoneのバッテリー交換

iPhoneのバッテリー交換を考えている方の中には、費用がどのくらいかかるのか不安に感じている方も多いでしょう。実際の交換費用は、保証の有無や依頼する修理先によって大きく変わることがあります。

この記事では、iPhoneのバッテリー交換にかかる費用について詳しく解説します。また、バッテリー交換の適切なタイミングや、依頼先の選び方についてもまとめました。

この記事を読むことで、iPhoneのバッテリー交換に関する費用の目安がわかり、安心して修理を依頼できるようになるでしょう。バッテリー交換を検討中の方は、ぜひご一読ください。

目次

iPhoneのバッテリー交換が必要な理由

iPhoneは優れたリチウムイオン技術を採用しており、従来のバッテリーよりも便利で耐久性に優れています。しかし、充電式バッテリーは消耗品であり、「化学的経年劣化」を避けることはできません。これは、使用期間、充電と放電のサイクル、お手入れの方法などによって生じるバッテリーの劣化を指します。バッテリーが劣化すると、以下のような問題が発生します。

  • フル充電してもすぐにバッテリーが切れる
  • iPhoneが突然シャットダウンする

劣化したバッテリーは、修理やお手入れでは元に戻らないため、バッテリー交換が必要です。交換のタイミングは人それぞれですが、快適な使用感を取り戻すためには早めの交換を推奨します。

iPhoneのバッテリー状態を確認する方法

iPhoneのバッテリー状態を確認する手順は以下の通りです。iOS 11.3以降のバージョンが対象です。

  1. 設定アプリを開く
  2. 「バッテリー」をタップする
  3. 「バッテリーの状態」をタップする
  4. 「最大容量」の数値を確認する

バッテリーが劣化していない場合、最大容量は100%です。Appleでは、フル充電サイクル(バッテリーを完全に使い切ってから100%まで充電するサイクル)を500回繰り返しても、80%を維持するように設計しています。つまり、最大容量が80%未満であればバッテリーが消耗していると判断できます。

なお、最大容量が80%以上であってもバッテリーの持ちが悪い場合は、iPhoneの使用方法や設定に問題があるかもしれません。バッテリーの寿命を延ばす方法については、後述の「バッテリー交換後の使い方」を参照してください。

iPhoneのバッテリー交換費用

iPhoneのバッテリーはユーザーが自分で交換することはできないため、Apple Storeや認定サービスプロバイダに依頼する必要があります。以下は、バッテリー交換の料金についての概要です。

Apple StoreまたはAppleリペアセンター

  • iPhone 15シリーズ、iPhone 14シリーズ:保証適用時は無料、通常価格は¥15,800
  • iPhone 13シリーズ、iPhone 12シリーズ、iPhone 11シリーズ、iPhone Xsシリーズ、iPhone XR、iPhone X:保証適用時は無料、通常価格は¥14,500
  • その他のデバイス:保証適用時は無料、通常価格は¥11,200

アップル正規サービスプロバイダ

アップル認定のサービスプロバイダは、Appleと同等の料金でバッテリー交換を行っています。純正パーツを使用し、高品質な修理サービスが提供されます。

非正規の修理店

非正規の修理店では、Appleの認可を受けていないため、純正パーツを使用せず、サードパーティのパーツやバッテリーを使用します。非正規店の料金は店によって異なりますが、一般的にAppleの正規サービスよりも安価です。ただし、非正規店で修理した場合、今後Appleの保証が受けられなくなる可能性があるため注意が必要です。

バッテリー交換を検討する際は、保証期間内であれば無料で交換できる場合もあるため、まずはAppleに相談することをおすすめします。

iPhoneのバッテリー交換の手順

iPhoneのバッテリーを交換する際の手順を以下に説明します。ここでは一般的な修理店でのバッテリー交換手続きを例に挙げています。

バッテリー交換の流れ

  1. データのバックアップ
    • 事前にiPhone内のデータをバックアップします。
  2. 「iPhoneを探す」機能を無効にする
    • セキュリティのため、「iPhoneを探す」機能をオフにします。
  3. オンラインで来店予約をする
    • 公式サイトから来店予約を行います。
  4. 予約店舗に行く
    • 指定した日時に店舗を訪れます。
  5. 症状を伝えて診断を受ける
    • カウンターで問題の内容を説明し、診断を受けます。
  6. バッテリー交換を依頼する
    • 診断結果や料金に納得したら、バッテリー交換を依頼します。

修理店では、基本的にバッテリー交換時にデータを削除しませんが、システムリセットが必要な場合もあるため、事前のデータバックアップが推奨されます。予約なしでの受付も可能ですが、混雑することがあるため、オンライン予約をすることで待ち時間を減らせます。

バッテリー交換後の使用方法

バッテリーを交換すると性能が回復しますが、新しいバッテリーも使用と共に劣化します。しかし、以下の使い方を心がけることで、劣化を遅らせることができます。

1. 最適化されたバッテリー充電機能を使用する

iOS 13以降のバージョンでは、「最適化されたバッテリー充電」機能を使用することができます。これを有効にする手順は以下の通りです。

  1. 設定アプリを開く
  2. 「バッテリー」をタップする
  3. 「バッテリーの状態」をタップする
  4. 「最適化されたバッテリー充電」をオンにする

この機能はiPhoneが日常の使用パターンを学習し、充電速度を調整することで、バッテリーの寿命を延ばします。

2. iOSを最新バージョンにアップデートする

バッテリー管理の改善が含まれている場合があるため、iOSを最新バージョンにアップデートすることをおすすめします。使用しているiPhoneが対応している最新のバージョンにアップデートしましょう。

3. 明るさの自動調節をオンにする

ディスプレイの明るさを自動的に調整する機能を有効にすることで、消費電力を抑えられます。手順は以下の通りです。

  1. 設定アプリを開く
  2. 「アクセシビリティ」をタップする
  3. 「画面表示とテキストサイズ」をタップする
  4. 「明るさの自動調節」をオンにする

4. 最適な温度で使用する

iPhoneは0°〜45°Cの範囲内に保つことが大切です。特に暑い車内などに放置しないように気をつけてください。

まとめ

この記事では、iPhoneのバッテリー交換にかかる費用について詳しく説明しました。Apple社や修理業者に依頼する場合、それぞれの料金目安がわかるようになっています。

バッテリー交換の料金はiPhoneのモデルによって異なりますが、一般的に修理業者の方が安価であることが多いです。これは、修理業者が非純正パーツを使用するため、その分コストが抑えられるからです。

バッテリー交換はAppleの保証対象外となるため、購入から1年未満でも無料で修理してもらえない点に注意が必要です。ただし、AppleCare+ for iPhoneに加入している場合、無料で修理してもらえる可能性があります。

iPhoneを長く使用する場合、バッテリー交換は避けられないため、どのように交換するかを事前に決めておくと良いでしょう。

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