スコッチグレイン インペリアル2:サイズ感と履き心地レビュー|SCOTCH GRAIN 936BL | ミウラな日々

スコッチグレイン インペリアル2:サイズ感と履き心地レビュー|SCOTCH GRAIN 936BL

4.5

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数あるビジネスシューズの中でも、スコッチグレインの「インペリアル2」はその卓越した品質とデザインで多くのビジネスマンから高い評価を受けています。

この記事では、そんな話題のシューズ「インペリアル2」の特に気になるサイズ感や履き心地について詳しくレビューします。

初めてスコッチグレインを購入しようと考えている方や、既に愛用されている方へ向けて、その魅力と注意点を余すことなくお伝えします。

是非、履き心地やフィット感に関する具体的な情報を知って、自分にピッタリの一足を見つけてください。

本文では、さらに具体的な各サイズごとのフィッティングや、長時間履いて感じた印象なども詳しくご紹介します。

それでは、スコッチグレイン「インペリアル2」の魅力を一緒に探っていきましょう!!

スコッチグレインという革靴メーカーについて

大抵の人は革靴といえばリーガル(REGAL)を思い浮かべることだと思います。頑丈で質も良くて、さらに手に取りやすい価格。まさに日本のサラリーマンの味方。

ほとんどの人はこのリーガルを買い続けていく場合が多いのですが、いわゆる靴沼に半歩踏み出してしまって「もう1ランク良い革靴がほしいなあ」と思ったときに手に取るのがこのスコッチグレイン(STOTCH GRAIN)ではないでしょうか。

フランス、ジェイエムウェストンとも交流のあるヒロカワ製靴

スコッチグレイン、別名ヒロカワ製靴は東京墨田区初の純日本生まれのシューメーカーです。日本人の足に合う革靴を作り続けており、数々の名作を生み出しています。

スリムなシルエットが特徴のオデッサシリーズや、雨にめっぽう強いシャインオアレインシリーズ、さらには最上級の革を採用したインペリアルシリーズなどなど。最近ではウィスキーを使ったちょっと贅沢な靴磨き「モルトドレッシング」を推進していたりもします。

さらに先日、あのフランスのシューメーカーJ.M.Westonと次世代靴職人の交換留学制度をスタートさせていたりといまもっとも勢いのある国内メーカーの1つです。

3人の若き靴職人が挑戦した「J.M. ウエストン」の交換留学プログラム

スコッチグレイン インペリアル2

『インペリアル』のバルモラルストレートチップが”インペリアルII 936BL

そんなスコッチグレインが作り出すフラッグシップライン『インペリアル』のバルモラルストレートチップが”インペリアルII 936BL”となります。

  • カラー ブラックのみ
  • サイズ展開 23.5cm~27.0cm
  • ウィズ展開 EEEのみ
  • デザイン バルモラルストレートチップ
  • 製造方法 グッドイヤーウェルト製法
  • アッパーレザー ヨーロピアンエクストラボックスブラックカーフ
  • ソール素材 トップゴムレザーソール
  • 付属品 シューズキーパーとシューズバッグ
  • 価格 税込み59,400円 ※同一木型はインペリアルIII、アシュランスなど。

スコッチグレインの「インペリアル2 936BL」は、日本の伝統的な靴製造技術を駆使して作られています。職人たちの手によって一つ一つ丁寧に製造されており、その品質は非常に高い評価を受けています。

ヒロカワ製靴自慢の職人 “職人魂”VOL.3

使用されている素材から、製造過程の一つ一つまで、細心の注意が払われているため、信頼性のある一足として長く愛用することができます。

ブラックカーフ素材の高級感と品質

アッパーはヨーロッパで製造されている最上級のボックスカーフを使用しており、非常に滑らかで柔らかい質感が特徴で、加えて購入直後からギラリとした輝きを放っています。

スコッチグレインの「インペリアル2 936BL」に使用されているブラックカーフは、特に上質な素材が選ばれており、見た目の美しさだけでなく履き心地の良さも兼ね備えています。

日常のビジネスシーンでも、特別なイベントでも、この一足を履けば自信を持って臨むことができます。さらに、耐久性にも優れているため、メンテナンスさえしていれば何年もの間、その美しさを保ち続けます。

インペリアル2のバルモラルスタイルとは?

バルモラルというスタイルは、履き口のまわりをグルリと囲むようにデザインされたステッチが特徴となっています。

これが城壁のようにみえることからバルモラル(城壁)と呼ばれているそうです。意外とありそうでない珍しいデザインで、ほかの人とはちょっと違いを出したいけれども、あまりに奇抜なスタイルはちょっと嫌だなあというそんな我儘な思いにピッタリ答えてくれるスタイルな気がします。笑

全体としてはシンプルでビジネスシーンにマッチするデザインですね。

https://scotchgrain.co.jp/shoes/imperial-ii/

トップゴムレザーソールが与える快適さ

トップゴムレザーソールが与える快適さ

インペリアルII 936BLには黒く塗られたレザーソールに最初からラバーチップがつけられているトップゴムレザースタイル。

さらにスコッチグレイン特製のラバーヒールがついていることから購入直後から安心してそのまま履くことができます。レザーソールの靴であればビンテージスチールなどを付けたりしますからその手間が省けるのは嬉しいポイント。

さらにスコッチグレインのヒールは本当に削れないことで有名です。フランスのJ.M.Westonのヒールも削れないことで有名ですがそのさらに上を行くと個人的には感じています。その分ラバーならではの粘りは弱いのが弱点といえば弱点でしょうか。

高級感溢れるろう引きのシューレース

スコッチグレインのフラグシップモデル、インペリアルのギミックはこれだけは終わりません。

シューレースはなんとあの高級革靴用ブランド『紗乃織靴紐』と同様に職人によりろう引きされたゆるみづらいタイプの靴紐が標準でついています。

綿100%でつくられた靴紐に職人さんが丁寧に蝋引きした靴ひもは見た目も高級感がありますし、なにより本当に結んだひもが解けづらいんです。

びっくりするほどのホールド感はぜひとも一度は体験していただきたいところ。

ライニングには通気性抜群で快適なパンチングレザー

ライニングには通気性抜群で快適なパンチングレザー

そしてそして、ライニングにも一工夫がされてます。

やはり革靴というものは蒸れというものから逃れられることはできません。どんなに通気性や呼吸性に優れた皮革という素材を持ってしても化学繊維などに比べると圧倒的にムレやすいもの。

しかしスコッチグレインの革靴はライニングのとくに汗が出やすいところにパンチング加工を施すことによってムレ感を和らげることに成功しています。

さらにスコッチグレインはインペリアルシリーズに限らず、グッドイヤーウェルト製法でよく使われるコルクの中ものがスポンジとなっているのも通気性を高める大きな要因となっています。

夏場はチャーチなどに比べても本当にムレづらく、非常に快適でした。

高級感のある専用の純正シューツリー付き!

スコッチグレイン インペリアルシリーズの高級感のある専用の純正シューツリー付き!

スコッチグレインのインペリアルシリーズで一番嬉しいのはこのシューツリーかもしれません。

サイズごとの靴にぴたりとフィットする木製シューツリーはしっかりと重みのあるブナ材で作られており、その重厚感は抜群です。

加えて表面にはニスが塗られているので適度な光沢があって高級感を感じられる点も非常に良い。

レザー製のロゴは使用期間によって段々と色味がついてきて一緒にエイジングを楽しめるのも嬉しいポイントですね。

シューツリーを社外品で安価に用意しようとするとおもったよりフィット感が得られなく、シューツリー沼にはまってしまうことは靴業界あるあるなので、先んじてベストフィットなシューツリーがあるということは大きなアドバンテージなのです。

スコッチグレイン インペリアル2のサイズ選びのポイント

ライニングには通気性抜群で快適なパンチングレザー

さて、気になるサイズ感ですが、実寸26.5cm EEE、UK8.5Eサイズ、US9.0サイズの私ですが、スコッチグレインのインペリアルシリーズは26.0cmがベストサイズ!リーガルと一緒でハーフサイズ大きめの作りのようです。

ちなみに同じ木型を使用しているシャインオアレインは26.5cmサイズを選んだところ、明らかに大きめでした。(泣)

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他メーカーの靴と比較

スコッチグレイン リーガル サイズ比較

こちらは私が所有していた靴と並べてみた図です。

左から順番にご紹介すると

となります。

画像で比べてみるともっとも左にあるリーガルはEEですが、スコッチグレインインペリアルIIはEEEながらも少し細めの足幅になっていることが確認できます。しかし、甲が少し高めの設定なので全体としては他の靴とあまり変わらない履き味です。

右から二番目のオールデンはUSサイズの標準幅となるDウィズなのですが、木型がバリーラストというコンフォータブルなタイプなので、スコッチグレインのインペリアルに比べてもかなりゆとりが感じられます。このあたりが革靴の難しいところ。

もっとも右にあるチャーチのバーウッドは81ラストというずんぐりむっくりした木型なのですが、さらに幅広のGウィズということでこのなかではもっとも迫力のあるフォルムとなっています。

サイズ感に関するユーザーのクチコミ

ウェブ上で確認できる口コミをみると、同じ日本サイズ表記を使用しているリーガルと同じという方が多くみられました。

とはいうものの、Eウィズか、EEウィズなのか、という細さ太さにかかわるところはメーカーによって微妙に違うので、気にする方は慎重に判断したほうが良い気がします。(個人的にはリーガルとスコッチグレインのウィズ設定はほぼ同じかなと思いますが)

SCOTCH GRAIN IMPERIAL2のまとめ

https://scotchgrain.co.jp/shoes/imperial-ii/

日本を代表するシューメーカー、スコッチグレインのフラグシップモデル『インペリアルII』

ヨーロッパの最高級ボックスカーフ、ロウ引き紐に最初からラバーチップが装備されたレザーソール。さらには全然減らないヒールカップとまさに実用靴に必要なものすべてが揃っています。ライニングのパンチング仕様も湿度が高い日本にはピッタリな一足ですね。

日本生まれの良い靴をお探しの方は一度、試してみてはいかがでしょうか?

日本の梅雨にこれ以上ぴったりな一足があっただろうか?雨の日専用のしっかりした革靴「シャインオアレイン」シリーズは一見の価値あり!!

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