誰でもわかる電験参考書研究会から過去問題集(9年分)が発売になったようです。
ついに、ですね。
電験三種の過去問題集はオーム社、電気書院、TAC などから販売されていますが、誰でもわかる電験参考書研究会 からも出ました。
9年分というところがご愛敬ですかね
その前の年は6年分だったので、来年度は過去10年分になるのでしょうか?
その内容はと言うと、参考書と同様とにかく解説が充実していて分かりやすいです。
謳い文句として「どの過去問題集より分かりやすい」とありますが、確かにその通りだと思います。
また図が豊富なのでとても理解しやすい内容でした。
この出版社の参考書もそうでしたが、計算の途中式を省かないというのも大きな一つの特徴です。
電験は数学が得意な人ばかりが受けるとは限らないので、途中式が省略されていないというのは、とてもありがたいです。
文系出身者や電気初心者、数学が苦手な人にとっても理解しやすいでしょう。
電験過去問題集比較
他社(電気書院、TAC)の過去問題集と比べてみます。
電気書院
解説は詳しいのですが、その内容はなかなか難しいと言えます。
頭のいい先生が解説を作成しているのだろうなと推測できます。
やはり解説は中級者上級者向けの内容になっています。
そこそこのレベルの人なら、この解説で十分なのかもしれませんね。
TAC
資格専門の教育機関だけあって、勉強する人の気持ちがわかっている内容です。
難しいことを難しいまま解説するのではなく、ある程度噛み砕いて説明をしています。
ある意味一番無難な過去問題集とも言えます。
ただ、解説の文字はかなり細いので40代以降老眼の人には厳しいかもしれませんね。
誰でもわかる電験参考書研究会
TAC のものも分かりやすいですが、それを上回る充実した解説で、とても分かりやすい内容です。
電気初心者は、これを選ぶべきでしょう。
最短で合格したい人は?
欲を言えば過去問題集は2冊以上用意するといいです
なぜかと言うと問題の解き方は一つではないので解説者が違えば問題の解き方も違うからです。
自分に合った解き方を見つけて勉強を進めるのが、合格への近道と言えます。