リートリンの覚書

日本の神様・面足尊


日本の神様

面足尊
(おもだるのみこと)

 
日本神話に登場する神
 

別名

 
淤母陀琉神
(おもだるのかみ)

面足彦

面垂見尊
 

神格

 
男根の偶像化
 

「日本書紀」では


日本書紀 巻第一 神代上 
第二段本文では、
このように登場しています。
 
次に神が現れました。埿土煑尊、沙土煑尊です。次に神が現れました。大戸之道尊・大苫辺尊です。次に神が現れました。面足尊・惶根尊です。次に神が現れました。伊弉諾尊・伊弉冉尊です。
 
「日本書紀」では兄を面足尊、妹を綾惶根尊と表記しています。
 

「古事記」では


本文では、
このように登場しています。

 次に出現した神の名は、宇比地迩神。次に妹須比智迩神。次に角杙神。次に妹活杙神。次に意富斗能地神。次に妹大斗乃辨神。次に淤母陀流神。次に妹阿夜訶志古泥神。次に伊邪那岐神。次に妹伊邪那美神。

「古事記」において、神世七代の第六第の神とされ、兄を淤母陀琉神は男神、妹を阿夜詞志古泥神は女神としています。
 

そのほか

 
 中世では、神仏習合により、神世七代の六代目であることから、仏教における、欲界の六欲天の最高位である第六天魔王の垂迹(すいじゃく)であるとされ、特に修験道で信奉されました。
 
 明治の神仏分離により、第六天魔王を祀る寺の多くは神社となり、「第六天神社」「胡録神社」「面足神社」と改称しました。
 

祀る神社

 
 熊野速玉大社(和歌山県)
穏田神社(東京都)
「第六天神社」「胡録神社」「面足神社」など
 
榊神社(東京都台東区)
 


新しい知識を得た場合
随時更新予定です。




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