猫と眠る幸せ(私の場合は1ヶ月限定…)

いつか猫を飼ったら…と夢を見ていた時代にもう一つ憧れていたことがあります。

それは、猫と一緒に眠ること💤

私の父が飼っている元野良猫の「モカ」はあまり甘えるタイプではないし、私が帰省した時も擦り寄ってくることは殆どありませんでした。抱っこしたいけど、大人しくしてくれない… ご主人さまである父にはかろうじて心を許しているようですが、膝の上に乗って喉をゴロゴロしているような光景は見たことがありません。

でも、このモカ、夜になると父のベッドに潜り込み、父の腕枕で眠るそうです

とんだツンデレでした。

猫飼いの友人たちも、一緒に寝たり、ベッドに入り込んでくるよと言う人が多く、私も猫を飼ったらそんな日が来るんだ!と思っていました。

が、黒糖は夜になると行動が活発になり、運動会を始めます💧(猫って夜行性なのね、と再認識) 無理やりベッドに連れて行くと、30分くらいは丸くなって大人しくしてくれるのですが、その後、私の顔を踏んづけてどこかへ行ってしまいます…

何度か挑戦したんですが、夜中に動き回る黒糖に何度も起こされてギブアップ。黒糖にはサロンで寝てもらうことになりました。幸い、彼女はソファの真ん中がお気に入りで(私と夫が座るちょうど間の位置)そこに寝るのが一番幸せなようです。

こんな日々が何ヶ月か続いたのですが、変化が訪れました。それは黒糖の避妊手術。

以前の投稿でも触れましたが、術後の傷口を舐めてしまうので、術後着というものを着せていました。これを着せても普通に動くことはできるのですが、服を着ることに慣れていない黒糖は何となくぎこちない動きになります。

「術後着」そして、後の「パジャマ」(笑)

特に、手術後しばらくは寝ている時間が長く、これが手術の影響なのか、術後着の影響なのか分からなかったのですが、試しに私のベッドに入れたらそのまま大人しく朝まで眠ってくれました。

夢だった私の腕枕で眠る黒糖😻

私は寝相が悪いので、黒糖を潰してしまわないか心配で何度も目が覚めます。そして、寝返りがうてず、腕のしびれにも耐えながらなので安眠できない。でも腕の中で眠る黒糖が可愛くて可愛くて、本当に幸せな時間でした。

数週間が経ち、抜糸も終わってもう術後着は脱がせても良いと獣医さんに言われる日が来てしまいました。首輪だけの姿に戻った黒糖は生き生きと走り回ります。

これじゃ、もう夜は一緒に眠るのは無理かな?と思ったのですが、あの夢のような日々が忘れられず、就寝のときだけ術後着を「パジャマ」と称して着せることにしました

これを着てると朝までゆっくり一緒に眠ってくれます。幸せタイム継続。

しかし、これがしばらく続くと、就寝前に「パジャマ」を持って近づいてくる私達を黒糖が警戒するようになりました。そっか、やっぱり一緒に寝るのは嫌なのかな?

私も1ヶ月黒糖と一緒に眠り、とても幸せなものの、断続的な寝不足が続いていました。黒糖の体は回復しているので、夜中に動き回ることも多くなってきました。そろそろ限界かな?

幸せな「猫と一緒に眠る日々」終了…

寂しいけれど、あの暖かさ、私の腕にあごをちょんと乗せて眠る姿、1ヶ月だけでも経験できて良かったです。ちなみに、暑がりな夫は、抱っこしていると暑すぎて眠れない!とすぐに断念しました。

私が黒糖を独占できた唯一の日々でした。(普段、夫がいる時は黒糖は彼にベッタリなのです💢)