・・・・・・・っということで、珍しくボート漕ぎ(エイト)の映画です。
実際にベルリンオリンピックのこの種目で、アメリカが金メダルを取ったそうです。
文部省指定のような真面目な作品です。
この映画に感動する層は、一定割合でいるでしょう。
感動する要素はたくさん盛り込まれています。
貧乏な寄せ集めの「二軍」が一軍を破るどころか、アメリカ代表権を得て、何とオリンピックで優勝してしまうのですから、どう描いても「感動もの」に仕上がるはずです。
しかし、何が快進撃の理由だったかとなると、詰めが甘いのです。
ハングリー精神?チームの団結力?組織力?作戦?・・・なのでしょうが、どれもつまみ食い程度で人間ドラマになっていない。
何だろう?この鑑賞後に漂う稚拙さは。
見終わった後、監督がジョージ・クルーニーだと知りました。(;^_^A
(彼はずいぶん前から映画制作および監督の経験があることを知りました。)
おじいちゃんになった主人公が、自分の孫から「エイトはどうだった?」と聞かれ、「エイトじゃないよ、Oneだったよ」と答える部分は良かった。
★★★☆☆