アスリートに対するマインドフルネス瞑想の効果量を見てみる。

心理や他科学
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当ブログでは、海外研究や論文を元にした科学的な練習法を紹介したり、話題の海外スポーツトピックから、データベースな新情報をお伝えしております。 たまにスポーツ英語も紹介。

MLB、NBA、NPB、ヨーロッパサッカーが題材となっていることが多いです。

筆者は、ダルビッシュ有さんとフアン・ソトの大ファンで、夢はサンディエゴに生で見に行くこと。高校まではただの野球人だったが、海外のスポーツが好き過ぎて、英語を学び、日本の外に住んでいる20代。

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ダルビッシュ有さんも行う瞑想

近年マインドフルネスというワードが社会に定着してきているように感じます。メジャーリーグで活躍するダルビッシュ有さんが瞑想をしていることをインタビューで語っていたり(1)、NBAのスーパースター、コービー・ブライアントもYouTubeのインタビューで瞑想をしている事を公言している(2)くらいスポーツ界にも瞑想が広まりを見せつつあります。

今回はスポーツに関するトピックを扱っている当ブログならではの、スポーツにおけるマインドフルネス瞑想の効果を示唆した論文をもとに紹介していきます。

近年の瞑想

「瞑想」と言われると一昔前までは、謎めいた仏教の修行に使われるものな感じの印象が強かったりもしましたが、近年その科学的な裏付けはだいぶ信憑性が取れてきている事もあり世間に広まってきております。

瞑想を行っている人は、忍耐強くなったり、誠実性(コツコツ続ける能力)が高まったりする性格的な部分から、長期間瞑想すると脳内が変わるよー、とか脳科学的な部分の効果まで幅広く効果を示唆する論文が増えています。

アスリートのプレッシャー

エリートアスリートは、4年に1回しかないチャンスで国を背負って戦ったり、チームで結果を出さなかったら数万人からブーイングされるなどなど、ものすごい重圧の中で戦い続けています。

日本を見ても、去年11月のサッカーワールドカップでの盛り上がりや瞬間最高視聴率46%を記録した先日のWBCなど、国全体が選手たちに期待しているからこそ、戦っている選手たち側のプレッシャー(精神的なストレス)というのは、計り知れないです。

オクスフォード大学からのメタ分析

そんなプレッシャーに苛まれるエリートアスリートにとってマインドフルネス瞑想はやはり有効的なようです。オクスフォード大学らがエリートアスリートを対象に行った、マインドフルネス瞑想をベースとしたトレーニングを精査したメタ分析(既に公表されている論文を集めてさらに精査した)によると、不安症過度なストレスの軽減全体的なメンタルヘルスの改善などポジティブな効果が報告されています。

しかしこの論文の中ではエビデンスの質的には、男性アスリートが75%を占めていたり、国や民族性の偏り、サンプルサイズが12とやや少なめなところなど、どうしても制限ががかかってしまっていますが、マインドフルネストレーニンングは副作用が起きる心配も少ないので、試してみる価値は十分にあるのでは。。といったところです。

後にマインドフルネス瞑想の簡単な行い方などは当ブログにてアップする予定です。

Reference;
1、https://www.sanspo.com/article/20221024-6VEOHQM3D5PQXJTXIDDJBJY23E/

2、https://www.youtube.com/watch?v=LdrVVJPlUK4

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Objective To determine the effectiveness of mindfulness-based programmes (MBPs) on the mental health of elite athletes.Design Systematic review and meta-analysi...
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