黒川敦彦、根本良輔、杉田勇人の三人が

5/17日、公職選挙法違反の疑いで警視庁に逮捕された

三人の経歴を見ると三者三様で実に面白い

 

こまごましたことはどうでもいい

ここに一つの今様の愚連隊が現れたということだ

 

メンバーは様々な異色な経歴を持つ玉石混交の連中だが

今すぐこの連中を認めるか否かと言った性急な話ではなく

 

この愚連隊が時代の背景や要請によるある必然性を持って

現れた可能性をじっくりと見極める必要がある

 

彼らはその他泡沫候補、政党としてマスメディアから

意図的とも言える完全無視から脱するためにも

 

まずは自らの政党、自分自身を知ってもらうために

一か八かの決死の手段に打って出たのだ

 

黒川敦彦が党主であり、根本らは彼の政治理念に賛同して

集まっているわけだが、彼は政治的なキャリアをそれなりに積んでいるようだ

 

しかし、その核心が何であるのか、何をどうしたいのかは

どうもよく分からない

 

ただ、「つばさの党」の前身は2019年の参議院選挙の前に小林興紀、天木直人らと結成した「オリーブの木」であり、2021年に党名を「つばさの党」に変更している

 

その小林興紀は2005年小泉内閣の郵政解散で、造反したとして公認を得られず、小池百合子が自ら名乗り出て小林興紀の対立候補、刺客として兵庫六区から東京十区に鞍替えし、これを破る。小林は落選した上、自民党から除名処分を受けて人生が暗転する。

 

このことを考えれば、小林の怨念を引き継いで、つばさの党の喫緊のミッションが小池おろしであることは間違いないし、リベラルでもないが反自民という党の体質も伺える

 

 

愚連隊と言えば終戦後の混乱の中で頭角を現した

安藤組の安藤昇を思い出す

 

五木寛之の「さらばモスクワ愚連隊」

もな

 

黒川がこのまま消え去るのかどうかは知らないが

時代的に彼らがやるべき仕事は確かにある

 

たぶん黒川が言うように

都知事選でさらなる大きなパフォーマンスを仕掛けてくるはずだ

 

今回の逮捕劇はそれを踏まえた

前哨戦に過ぎないと思う

 

広島の安芸高田市の市長上がりの

議会に「恥を知れ」で有名になった石丸伸二というのが

何をとち狂ったか売名行為で、都知事選に出馬するらしいが

 

正義の美旗を恥ずかしげもなく振り翳す

こんなゴミ野郎よりも

 

ヒールもまた良し、として

未だ本意を語らない彼ら愚連隊にこそ

しばらく目が離せない