今回の登山

わが夫(英国人)は

私の日本土産である

『お湯を注いで出来上がり』系の

携帯食をいくつか

持って行ったのですが、

私のイチオシである

尾西食品の

『ドライカレー』は

「あれ、お湯を注いで

15分待つのは

雪の降る山頂では

きつかったです」

 

 

 

 

メーカー名は忘れましたが

某モンベルで購入した

『お湯を注いで3分で

出来上がり』の

パスタシリーズが

速度の面では重宝したそうです。

 

こんな感じの:

 

 

雪山登山で大事なのは

味よりも速度・・・というか

そうか、5月になっても

スコットランドの北部の山では

なおも普通に雪が降るのか・・・

 

ちなみに夫は当日スーパーで

丸パンを6つ購入し

登山開始前にそれらを

半分に割って中にバターを塗り

山に持参していきました。

 

で、翌朝、山小屋で

ストーブを出して

ベーコンを焼いて

・・・山小屋には夫と

同行者である

わが義弟その3の他に

『若い女性二人連れ』が

寝泊まりしていたそうなのですが

「ほら、あっちは若い女性だし

こっちは中年の男だし、

一応お互い挨拶はしたけど

あんまり馴れ馴れしくしたら

いけないよなと思って・・・」

 

夫がベーコンを焼いている時も

女の子二人連れは山小屋の一番奥に

カーテンを引いて姿を見せず

それこそ気配も消していたそうで、

でもベーコンはじゅうじゅうと

景気のいい音を立てるし

すごくいいニオイがするしで

「僕はね、考えたんです。

彼女たちは僕のような

おっさんに親しくされるのが

本当に嫌かもしれない、

彼女たちはベジタリアンで

ベーコンなんて

大嫌いかもしれない、

もしかしたら宗教上の理由で

豚肉は食べられないかもしれない、

でもそういうリスクをすべて

勘案した上で僕はあえて

声を大きくして呼びかけました、

『はい、じゃあベーコン

ロールが食べたい人!』」

 

即座にカーテンの後ろから

「はい!食べたいです!」

という元気な声が聞こえ、

続いてカーテンの間から

女の子ふたりが首だけ出して

「・・・いいんですか?

ほんとに?ちょっと

待ってください、

身支度を整えますから!」

 

 

女の子二人組は

その朝で山小屋宿泊5日目で

(山小屋を拠点にして

近くの尾根や何かを

日替わりで歩いていたらしい)、

この3日間口にしたのは

基本的に『お湯をかけたら

出来上がり』系の携帯食ばかり、

そういう時の

焼きたてベーコンと

バター付きパンは

ものすごく!

美味しいものらしいです。

 

「パンが6個あって、

僕と弟で3つずつ

食べることも出来ましたし、

あそこで呼びかけても

お嬢さんがたに無視されて

中年男として悲しい気持ちになる

可能性もあったんですけど、

彼女たちの純粋な食欲からの

笑顔を見ていたら、ああ

リスクをとってよかった、と

心から思うことが出来ました」

 

雪の日の山小屋での

ベーコンロール。

 

登山は楽しかったらしいです。

 

 

皆様勘違いしないでください、

尾西食品のアルファ米シリーズは

基本的にどれも美味しいです

 

私はね、わかめごはんがおススメ

 

 

 

 

ただ確かに寒風吹きすさぶ

雪山で出来上がりをじっと

15分待つのは

辛いかもしれないな、と

 

防災備蓄としては

そこらへんどうなんでしょうね

 

15分間袋を手に持って

暖をとれるって考え方も

屋内ならアリかと思ったんですが

考えが甘いですかね

 

アルファ米がお好きなあなたも

実はパスタ派のアナタも

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