一昨日6月28日の午後、外国人コミュニティの間で速報が飛びまくった。
国务院联防联控机制(日本の内閣にあたる国務院にある聯合防疫機構)は6月28日、「新型コロナウイルス肺炎防疫方案(第9版)」を公布し、中国国内の濃厚接触者と海外からの入国者の隔離期間を、これまでの「14+7」から「7+3」(「7日間集中隔離医学観察+3日間自宅健康観察(モニタリング)」管理措置)に短縮すると発表した。
これはかなり大きな方針転換だと言われているので日本のニュースでも流れていたようだ。
思えば2020年3月中国は外国人の入国を一斉に禁止したが、その後少しずつではあったが外国人の再入国を認めてはいた。しかしその後も外国との往来が一向に増えなかったのはこの「14+7」の隔離政策にあった。
私がアメリカに訓練に行くまでの間ずーっと中国国内をフライトしていたのはそのためだったわけだ。
そしてついこの間、この「14+7」の隔離政策を実行した話は書いたばかりだ。
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実際の隔離政策は最終的にそれぞれの地方政府が実情に応じて決めていくことになる。
私の住む広東省は即日この方針に従うことを決めた。
中国は相変わらずゼロコロナ政策をやめてはいない。
だから私の予想ではこの「7+3」に変更して1-2年様子を見るのではないかと思っている。
深センではここのところ数名の陽性者が出てきているため2日に1回のPCR検査が求められており、その陰性証明がないと公共交通機関に乗ったり公共の施設に入ることもできなくなっている。
ワクチンの話はどこへやら、というくらいワクチンの効果は無視されている感じだ。
中国政府自身が中国製ワクチンの効果を信じていないのだろう。
まあ、ほぼ毎日のPCR検査は面倒くさいが、中国国外に出て戻ってくる時の負担が減ることについては大歓迎だ。
明日は香港返還25周年、そして秋には5年に一度の共産党大会が控えており、今年の下半期は中国にとって大きな変化が起きる時なのだと思う。もちろん、この変化はわれわれプライベートジェット業界にも大きなインパクトを与えるものだ。
どう変化するか、これからも注視していきたいと思っている。
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