糖尿病、白内障、腎不全・・・QOL ~ クオリティ・オブ・ライフ ~
暑さ寒さも彼岸まで。
暑い時や寒い時、もうちょっとの辛抱ってタイミングで祖母がよく口にしていました。
日中はまだまだ暑いですが、お盆が明ければ朝晩は過ごしやすくなるハズ。
新暦と旧暦での違いなど難しい事はさておき、もう少しの辛抱でしょうか?
冷夏といわれた今年の夏ですが、結局は短期間ながら猛暑という現実。
お猫様達の暑さ対策に何かいいモノはないものか?と、いろいろ検索したところ。。。
ある天才的アイデアにたどり着きましたのでご紹介。
ネットで検索すれば出てくるので知っていたらゴメンナサイ。
『簡単即席!ひんやりシート』です!
完成品は売っていませんので作ります。
必要なモノは・・・
・ レギュラーサイズのトイレシート。
・ ダイソーで売ってる大判ジップロック。(文具コーナーかな?)
これだけ。
① 吸収部分以外の縁周りを裏側に折り込む。(セロテープで留めるとやりやすい)
② ①のトイレシーツをジップロックに入れます。
③ ひたひたになるくらい水を入れて凍らせれば完成!(コップ5~6杯?)
レギュラーサイズのトイレシーツがピッタリ収まるジップロックがダイソーで売ってます。
そのままだと大きいので2つ折りにして凍らせています。
これをタオルで巻いて猫用ベッドの下にセッティングすればOK!
かなり冷たくて長持ちします。
これ発明した人、天才すぎ。
あっ・・・タイトルの内容から脱線しまくりました。
ここから本題ですが、ちょっと長くなるかもです。
前回書いたオロゴンの白内障も関係してきますし、
レオ君の腎不全闘病中にも書いた内容なので覚書&自問自答です。
先日、ふくちゃんが不調のため動物病院へ行ってきました。
不調の原因は分からなかったのですが、血液検査の結果・・・初期の腎不全。
とりあえず近所の病院で血液検査をしただけなので、
治療方針や今後の対策などはまだ決めていません。
腎臓病も獣医師により治療方針に違いがあります。
どのタイミングで、どのような処置をするか。
軽度の歯肉炎もありますし、検査すれば他にも出てくるでしょう。
なんとなく神経過敏というか・・・気になることが沢山です。
個人的には初期の対策が今後の流れに大きく左右してくると考えますが、
獣医師によって微妙に指示が違う事って多々ありますよね。
糖尿病にしろ腎臓病にしろ白内障にしろ・・・ボーダーラインを引く事が難しい。
結果的に、その時にとった判断と行動がベストだという事に変わりありませんが、
それでも常に迷いや葛藤が付きまといます。
「初期の段階で本当にここまでやる必要があるのか?」
「最初が肝心なのに、この程度の最低限の処置で大丈夫なのか?」
「なんとか出来るかぎりの事をすべて!」
「嫌がることはヤメて、流れに任そう。。。」
正解なんてないのは分かっていますが、とても難しいですね。
ただ、これは治療での“経過”に関する葛藤です。
一番難しいのは・・・
出来る事が無くなった時、最後にしてあげられる行動をとることが出来るかどうか。
もちろん、様々な状況がありますのでその時になってみないと分かりません。
瀕死から復活して腎臓病を患っていた“レオ君”の場合、
ギリギリまで散歩やトイレに行き、思うように動けなくなって数時間で自ら旅立ちました。
腎臓病と結石により自宅で尿道カテーテルをしていた“ふぁんふぁん”の場合、
大きく苦しむ事も無く眠るように旅立ちました。
もっと前には腎不全と肺水腫で手作り酸素室で過ごした子もいました。
何度も痙攣を起こしながらも最期まで自力でトイレに行きました。
今いる猫達、今からの対処次第で穏やかな旅立ちを迎える事ができるのでしょうか。
やり過ぎずに最大限の処置をするって、難しいですね。
なんとなくの、根拠のない、単なる感覚で、もしかして間違っているかもしれませんが、
やりすぎた治療は終末期の苦しみを長引かせてしまうような気がするんですよね。
出来る限りのことはしますが、どういった治療が最善かは分かりません。
なので、もしも、、、
最後に出来る治療がなくなり、日々苦しみが増すような時、
延命をせずに苦しみから解放してあげることも責任かと。
日々のケアから最期の瞬間まで、できるだけ質の高いQOLを与えてあげたいものです。
一番難しい問題ですが、色々と病気が重なってくると考えてしまいます。
病気に対する知識や情報、お薬や治療方法などよりも必要な、“決断する勇気と優しさ”。
さてさて、どういった治療方針がベストなのか・・・ベターよりもベストを望みますが。
頑張るのは世話人だけで十分ですからね。
とりあえずは“即席ひんやりシート”でQOLの向上です!
まずは簡単な事から始めます^^