仕事帰り

いつものように

意味もなく投函された

沢山のダイレクトメールを

ポストから取り出して

無造作に

テーブルの上に置く

いつもと変わらない

一連のながれ

いつもと変わらない

1日のおわり

だったはずなのに

無意味なダイレクトメールに
紛れてた

貴方宛の一枚のハガキ

一瞬にして私の時間が
逆戻り

貴方が私と同じ住所にいる

忘れていた
貴方と過ごした時間

どうして今頃
こんなハガキが…

間違いなく貴方と過ごした時間

間違いなく貴方と生きた空間が
ここにあったことを思い出す

今…ひとり

貴方はいない空間

貴方はいない時間
貴方の気配は
全て消したはずなのに

たったハガキ一枚で
私はまた逆戻り

もう戻る事のない貴方との時間
誰よりも自分がわかってるから

無意味なダイレクトメールに
貴方宛のハガキを隠して

また明日から

いつもと変わらぬ時間に
戻って行きます




私が悲しいとき

私が寂しいとき

いつだって

自然にそばにいて

自然に気持ち

つつんでくれた

かけてくれた言葉

もう…

遠い昔で思い出せない

ただあなたの

温もりだけは

私の身体が

覚えている

だから私の心が

あなたをわすれない

だから私

笑います…

だからあなたも

笑っていて…




子供の頃から
づっと
いつだって
自分らしく
自分は自分
いい事も
悪いことも
すべて自分
だから
後悔はしない
 ……
つもりなのに
辛くなる時がある
そんな時
時をさか上る
チケットがあれば
戻りたくなる…
そして頑張って
強がってる自分に
大丈夫、大丈夫
いつだってあなたらしく
いつだってあなたが
主人公なんだか
そんな風にいってあげたい
そしてその時の私に
大丈夫…
今でもあなたが
主人公なんだから
そんなふうにいわれたい
そしたらまた
前を向いてあるいていける
大切な命が

ひとつ失われる度

大切な命の重さを

思い知らされる

その度

心は削られて

辛くて…

悲しくて…

淋しくて…

自分の命も

消えそうになる

それでもまだまだ

生きていかなくては

失った命のバトンを

受け取らなくちゃいけないから

生きていかなくちゃいけないから

大切な命…

もう失いたくない

まもらなくちゃいけない

大切な命




失った大切な命

どんなに泣いても

2度と戻らない

失った大きな命

どんなに願っても

蘇ることのない

失った優しい命

残された命の代償に

消えた命の数々

生きる事に必死になろう

生きる事に真剣になろう

命ある責任…
この街で

夢ん叶えるって
決めたあなたが

どうして…
この街で夢を壊すの?

あなたの唄が
あなたの言葉が
大好きだったのに

あなたに励まされながら
一緒に頑張ってきたのに

どんなに遠くたって
あなたの唄が
いつもそばにいてくれたから

1人じゃないって
踏ん張れたのに…

どうして?

どうして?

遠くに遠くに
行ってしまったの

もう
この街には貴方の夢は
なくなってしまったの?

もう
この街には帰って来ないのですか?

今でも
これからも
あなたの唄が胸の奥で
流れるのを
止める事はできません







毎年この季節

そう…

さくら咲く季節

この季節になると

あなたと行った

あのさくらの丘を

 ひとり思います

あなたが手を振って

私のもとを離れた日から

もう何回めのさくらかな

雪のように舞い散る

さくらの花びらを

コブクロの蕾を

口ずさみながら

ふたりで追いかけた

あのさくらの丘に

またさくらの季節が

今年もひとりで花びらを

追いかけます

花びらの先に

あなたが立っているようで

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2人で行った

星空ツアー

真っ暗闇に

あなたと2人

雲に隠れて

星は見えなかったけど

雲の先には

満天の星空が

間違いなくあるのに

それはまるで

あなたの愛を

探し続けてる

私の姿のようで

雲に隠れて見えない星

本心をあらわにしない

あなたの愛情のよう

優しさの雲の向こうにある

あなたの愛の輝きを

暗闇の空の下で



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思い描いた2人の夜
あの時…

あそこで…

もしも…

そんな言葉の繰り返し

そんな言葉を

つないだら

今の私に繋がりました

そしてまた

新たなもしもが

未来の私を作っていく
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