今日は

現在78才で現役パイロットおじいちゃんのお話。

 

ラリーはもともとエアフォースにいて

それからユナイテッドで飛んでいた。

 

リタイア後

ビジネスジェットにうつり

ガルフストリームを飛んでいる。

 

オーナーお抱え。

78才なんて大丈夫なのという心配は無用。

気に入られて雇われてるプライベート機なので

 

乗るのはオーナーのみ。

 

そしてラリーは夫の友人。

 

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夫はラリーと昔飛んでいた事もあり

よく知っている。

腕はあるし上手だし

物凄い経験しているし

話はかなり面白いそうだけど

 

今はやはり78才。瞬発的な頭や体の動きは若者には負ける。

 

それでも夫は

「この頭脳と知識がこのまま埋もれてしまうのは

本当におしい。

これを後世に伝えるには

講演会をしたり本を出したりするしかないのかな。

どうにか今の若者に伝えられないだろうかと毎回思う

 

本当にもったいない

 

でも、こうやってどんどん素晴らしい経験と豊富な知識を持つ人は

いなくなっていくんだな。

話は本当にすごいし面白いのに」

 

今は全てオートで

コンピューター化され

昔とは操縦の仕方が全く違う

自動操縦だし

 

「そしておじいちゃんの体験談を若者にしたところで

きっとわからないんだろうとも思う

聞こうとしないんだろう」

 

飛行機も何もかも今とは違うから。

 

 

ラリーはユナイテッドにいたし

軍にもいたから

お金にもベネフィットにも困っていない

リタイアして遊んで暮らせるだろう

 

飛ぶ事が好きなだけで

80まで飛びたいらしい

 

「オイ、80になったら俺を(仕事に)呼んでくれよ

80でも現役で飛ぶ事が目標だ」

 

で、よぶの?

 

うーん、無理だろうな笑

 

夫はきっと呼んであげるのだろう

いや、その時も今と同じ

普通に今のオーナーをのせて飛んでいるかな

 

ラリーとは話があい

どうやったら部屋のホコリがなくなるかという話から

今のITの話や通信や電波の話、フェイクミートを3Dコピーで作れる話まで

 

とても楽しく過ごせる相手らしい。

 

「おじいちゃんとオクトーバーフェス(ドイツのお祭り)の

ソーセージを食べてビール飲んで

女の子をからかって

ああ、女好きなのよ

 

60年前にふられた女に再開して

付き合ってるらしいよ

 

 

この間はエアアメリカ時代の彼女に再会して

良い時間を過ごしたらしい

 

「彼女は日本人で」

「名前はワタナベ タナカ」

 

ワタナベタナカ?

 

それ両方ともラストネームだけど

と、夫が言うと

 

「あれ、ワタナベ TAK・・・なんだったかな」

 

いい加減なのよ。おじいちゃん女好きで、、

そう笑う夫。

 

 

最近まわりに元気な70代が多いなと思う

そしてみんなバリバリ現役で仕事をして遊んでいる

私もそうなりたいな