みんな忘れない「悪夢のような民主党政権」 | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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安倍総理がまたまた「悪夢のような民主党政権」と発言した。
2月の党大会で会場を沸かせて以降も何度か口にしており、よほど気に入っているらしい。

映像を見ると、聴衆もこのフレーズの出るのを待っていたようだ。


民主党政権を「悪夢」 安倍総理大臣が改めて強調(19/05/22) ANNニュース



 

この中の安倍総理の発言は次のようなものだ。

「あの時(2007年の参院選)の敗戦によって政治は安定性を失い、そして、皆さん、、」

と間合いをとり。

「あの!、、」

と声を強めると会場から笑いが起きる。次に何を言うか分かっているのだ。
そして、さらに会場をゆっくりと見回したうえで。

「悪夢のような民主党政権が誕生したじゃあありませんか」

と続けると会場は拍手に包まれる。
そして、こう続く。

「再びあのような時代に戻るわけにはいかないんです」


アベノミクスもインド太平洋戦略も理解していなさそうな議員でも、このフレーズなら選挙で使えるだろう。

多少刺激的な表現ではあるが、多くの国民の実感を代弁している。
元民主党の連中がいくら否定しても、彼らが無能だった事実は消せないのだ。

私は、安倍総理が2月の自民党大会で「悪夢のような民主党政権」と発言した時、これは特定野党への宣戦布告だと書いた。総理総裁としては過激とも思える内容に今年の統一地方選、参院選、そしてたぶん行われる衆院選を勝ち抜く強い決意を感じたからだ。

同時に、ここまで言われて黙っていては支持者ががっかりするが、逆に騒ぎ立てれば国民が少し忘れかけていた「悪夢の民主党政権」をまた思い起こす

だから、旧民主党の連中がどう反応するか興味深いとも書いた。

「悪夢のような民主党」発言は特定野党への宣戦布告!? 2019-02-11
https://ameblo.jp/akiran1969/entry-12439417678.html

早速この発言にかみついたのが民主党元代表の岡田克也氏で、国会で「悪夢のような民主党政権発言を撤回しろ」と迫った。しかし、安倍総理はこれを待っていたように、次のように反論した。

  少なくともバラ色の民主党政権ではなかったのは事実」
  「岡田さんは反省がないのか。我々は政権を失ったときに深刻に反省した」
  「悪夢でないというなら、なぜ民主党という名前を変えたのか」
  「私達は3本の矢でデフレから脱却し雇用も改善した」
  「働きたい人に仕事がある状況を作るのが政治の大きな責任
  「それを果たせなかった事実を受止めないなら反省してないのと同じ


ひと言文句を言ったら、倍返しどころか何倍もの反論を喰らったのである。

さらに、岡田氏が「全否定するレッテル貼りをやめろ」と言い返すと、今度は「『アベ政治を許さない』と全否定して、何かプラカードをみんなで持ったのはどこの党の皆さんですか」と、これも事実を突きつけて反論した。

これで彼らも、騒ぐほどまずいと気づいたようで、その後は反論ではなく「大人げない」などと半ばスルーする姿勢を見せている。安倍総理はそこまで見越していたから、その後も繰り返しているのだろう。

また、「10年も前の政権交代を今言うか」と特定野党をかばう声もある。


首相「悪夢発言」真意はどこに 選挙前「不安」の裏返し?
毎日新聞2019年5月21日 18時05分

 よほどお気に入りのフレーズらしい。安倍晋三首相の「悪夢のような民主党政権」発言。最初は2月の自民党大会で発し、今月も2回、口にした。衆参同日選の可能性がささやかれる中、すでに「戦闘モード」なのかもしれないが、10年前の政権交代を繰り返し持ち出すことに首をかしげる人も少なくないのではないか。首相の真意はどこにあるのか。

(以下有料記事)
https://mainichi.jp/articles/20190521/k00/00m/010/196000c


10年前と言うが、安倍総理は12年前の反省の上に立ってこの発言をしている。
発言の主旨は、あの時のような参院選敗北を繰り返してはいけないと身内に檄を飛ばすことであり、部外者は勝手に首をかしげていればいいのである(笑)

ところで、安倍総理の「悪夢のような・・」の元ネタは、おそらく阿比留さんの著書『政権交代の悪夢』だ。この本は菅政権時代の平成23年4月に出版されている。
この本の中で阿比留さんは、たとえば、次のようなことを書いている。


 《民主党はもともと自前の事務職員を持たなかった。そのため、社民党や新党さきがけなど左派・リベラル勢力が結集した平成8(1966)年の旧民主党結成時には、社民党(旧社会党)議員とともに大量のスタッフが社民党事務局から加わった

 (中略)

 平成21(2009)年9月の鳩山政権誕生後、民主党職員25人が一般職非常勤の国家公務員扱いの内閣官房専門調査員として政府に入った。当然、給与は国民の税金から支払われるが、公安筋によると平成22(2010)年3月末時点で、そのうち9人までが(旧社会党の)社会主義協会派の出身だとされる。逮捕歴がある者もいる。

 そして、各省に割り振られた彼らがそれぞれ、閣僚や副大臣ら政務三役を補佐し、政府の政策立案・決定に一定の影響力を及ぼしているとみられるのだ。》

(政権交代の悪夢 P42~43)


阿比留さんは、後に、民主党に政権を奪われた時点で、まさかあれほどひどいことになると思わなかったと述べている。
しかし、こんな連中があの無能な閣僚や議員の後ろに付いていたのだ。

そして、あのルーピーがやっと退いた時、菅首相なら少しはマシになると思ったそうだ。
私もそう考えた一人だが、実際には最悪の次は最低だった

上記のような体制に乗った最低と最悪の首相が政権を握っていたのだから、悪夢が現実になってしまったのは当然だ。

さらに、最低最悪の後なら、いくら何でも少しはマシかと思った野田首相は、震災復興需要などで弱いながらも回復の兆しを見せていた景気を再び冷え込ませてしまう
彼は、復興を人質に復興税を創設しながら、復興を忘れたように消費増税に邁進する。

その間、まともな経済政策は行われず、景気は再び下降してしまったのである。
その後、彼が解散を宣言しただけで株価や円高が一気に好転したのは、世間が長い悪夢から覚めたように感じたからだろう。もっとも、彼の仕掛けた消費増税の悪夢はいまも続いている

また、彼の在任中には「メドヴェージェフ国後島上陸」「李明博竹島上陸」「香港の活動家の尖閣上陸」「尖閣国有化」などがあり、外交面でも大きな負債を残したのである。
日本人がいくら忘れっぽくても、経済も外交もガタガタにされたことを忘れてはいない

だから、安倍総理も自民党も遠慮なくこのフレーズを使い続ければいいのである。
特定野党が反論すればするほど、マスコミが擁護すればするほど、国民はあの「悪夢のような民主党政権」を思い出す

(以上)

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政権交代の悪夢 (新潮新書) 単行本 – 2011/4阿比留 瑠比  (著)