ダブル選の流れは止まらない | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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安倍晋三応援ブログです。
やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

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先日のエントリでも触れたが、甘利選対本部長は27日のBS番組で「(ダブル選は)99%ない」と明言している。菅官房長官も3月末のラジオ番組で同じく「99%ない」と述べたが、それでも自身の「不信任案が出たら解散」発言で強まった解散風は収まる様子がない。

解散は首相の専権事項だから100%ではないのだろうが、諸般の情勢が残りの1%が異様に目立せている。99対1のはずが、多くの人の目にはその1%のほうが大きく見えているのである。だからかどうか、二階幹事長も「誰も言っていない」と打ち消す発言をしている。


衆参ダブル選「誰も言ってない」 二階自民幹事長
ANN 2019年05月31日 01:26

 自民党の二階幹事長は石原派のパーティーであいさつし、衆参ダブル選挙の臆測が広がっていることについて「そんなこと誰も言っていない」と述べました。  自民党・二階幹事長:「巷(ちまた)では衆参同時選挙なんて言われますが、そんなこと誰も言ってないのに、マスコミが作って頂いてね。それは根拠がある場合もあるし、ない場合もある。ない場合の方が多いが」  一方で、二階幹事長は夏の参議院選挙については「勝ち抜かなければ、政権が認められたことにならない」「大変な試練であり、乗り越えなくてはいけない」と訴え、党内の引き締めを図りました。参院選に向けた自民党の各派閥の政治資金パーティーは29日の石原派ですべて終わりました。

https://www.nagoyatv.com/news/seiji.html?id=000155813


まあ、この程度で解散風が収まるはずもないが、一応、解散に否定的な発言が続いていたのに、安倍総理がまた解散風を煽るような発言をしている。
しかも、二階幹事長が上記のように解散を打ち消したのと同じ日だ。


安倍首相「風は気まぐれ」=衆院解散ちらつかす?
時事 2019年05月30日17時40分

「風は気まぐれで、誰かがコントロールできるようなものではない」。安倍晋三首相は30日、東京都内で開かれた経団連総会のあいさつで、トランプ米大統領とのゴルフに絡めて解散風に言及、夏の参院選に合わせた衆参同日選の可能性をちらつかせた。

 首相は26日のトランプ氏とのラウンドを「記録的な暑さの下でのゴルフだった。こういうときは風もあまり吹かない」と回想。ここで突如、「風という言葉には今、永田町も大変敏感だ」と話題を転換し、会場をざわつかせた。
 自民党幹部の多くが「解散権を乱用すべきではない」(二階俊博幹事長)などと同日選に否定的な見解を示す中、首相が解散風をあおった格好。首相の発言を受け、菅義偉官房長官は30日の記者会見で「無風ではないか」と火消しに努めた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019053000929&g=pol


この発言の動画も見たが、記事にもあるようにゴルフの話から解散風に話が移るところがいかにも唐突でわざとらしい。会場にいる顔なじみの政治記者たちの顔を見ているうちに、政局ばかりを追いかける彼らをからかいたくなったのかもしれない。

安倍総理は今年の時事通信の新年互礼会でも「解散は頭の片隅にもない」と言いながら、「(今年の干支の)猪は障害物があるとひらりと身をかわす」と述べて出席者をけむに巻いていた。当然、このときも永田町には解散風が吹いた。

(参考エントリ)
解散風がまた吹いた 2019-01-28
https://ameblo.jp/akiran1969/entry-12436158495.html

安倍総理はこの互礼会で毎年のように「頭の片隅にはない」と言いながら思わせぶりなことも言っており、今回も政策より政局ばかりを追いかける記者連中をからかったのかもしれない。

要は、「自分がベストと考えたタイミングで解散する」と言いたいのだろう。

甘利選対本部長は「99%ない」とダブル選を否定したが、実は消費増税延期も同じ表現で否定している。

つまり、消費増税延期を根拠にした解散の可能性はもっと低いということになるが、そこまで言う方が、むしろあやしいではないか。

安倍総理は前年に解散総選挙のあった昨年の新年互礼会では、「私がせっかく年の初めに事前予告をしていたにもかかわらず、何を聞いていたんだという気持ち」と言ってのけている。

だから、「頭の片隅にもない」と言っても誰も信じないのだ。

官邸ホームページ 平成30年1月5日 時事通信社 新年互礼会
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201801/05jiji.html


甘利氏の「99%ない」も、菅氏の「無風ではないか」も、二階氏の「誰も言っていない」も同様に本心とはとても思えない。
彼らは解散はあると考えているからこそ、このようなことを言うのである。

消費増税延期を問うダブル選への流れはもう止まらないと思う。

(以上)

 

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