顔面神経麻痺再発67日目

顔面神経麻痺からの回復においてリハビリは絶対に欠かせませんが、今僕が頻繁に行っているリハビリは「ミラーバイオフィードバック」というもので、鏡を見ながら顔面運動を行うリハビリです。鏡を見ながら口を「イー」や「ウー」としたり、眉を上げたり、小鼻をピクピクさせたりする訓練です。この時重要なのが、口を動かす時には口だけを動かすように意識して眉や目などが一緒に動いてしまわないようにする事。口を動かそうとして目を一緒に閉じてしまうと病的共同運動という後遺症が残ってしまいます。

7年前の左顔面神経麻痺のリハビリの時には「ミラーバイオフィードバック」の重要性を知らず、回復して以降もトロンボーンでの高音演奏時に左目が閉じてしまうという病的共同運動の後遺症が残ってしまいました。この後遺症はトロンボーン演奏時の大きな障害となり、苦労しました。なので、今回は病的共同運動の後遺症が出てしまわないよう「ミラーバイオフィードバック」を頻繁に行い気を付けています。しかし、7年前の発症時にも今回の再発時にも大学病院では「ミラーバイオフィードバック」はもちろんリハビリ法についての具体的なアドバイスなどは一切無し。大学病院では検査、薬(ビタミン剤)の処方、経過観察だけ。リハビリ方法などは自分で調べて自分で治せ、と。顔面神経麻痺は命に関わるような重病ではないので、大学病院での扱いもまぁそんなものです。「ミラーバイオフィードバック」の重要性についても自分でネットで調べて知りました。他のリハビリ法についてもしかり。

結局のところ、この病気を治すためには自分自身の自然治癒力が最も重要なんだと思います。