皆さま、こんにちは!
平成23年7月に発生した新潟・福島豪雨の被害により、
現在も会津川口駅-只見駅の区間が不通となってる只見線。
ここは元々、定期列車が3往復しか運行されていない区間なので
復旧は絶望的かと思いましたら、
復旧費用の2/3を地元の自治体が負担することと、
復旧後は、インフラ管理を地元が行う上下分離方式とすることで
復旧費用の問題が解決。
現在は令和3年度内の全線開通を目指して工事が進められてるそうです。
只見線は被災前に「通し」で列車に乗ったことはありましたが、
駅巡りを楽しむ機会はなく…
不通区間の駅を周ったのは豪雨が起きた翌年の
平成24年以降のことでした。
ここもそんな駅のひとつ、
只見線・会津越川(あいづこすがわ)駅です。
只見線の会津川口駅-只見駅間が開通したのは昭和38年のこと。
これにより只見線は全線開通を果たしました。
これより遅れて2年後に開業したのが会津越川駅です。
開業の経緯については駅の構内に掲げれており、
建設費を地元が負担することで誕生した請願駅とのこと。
それにしても、列車が来ないこの場所を訪れるのは
よほど物好きな鉄道ファンだけだと思うのですけど、
この看板、どんな趣旨で立てられたのでしょうね?
会津越川駅は国道252号線からちょいと奥まった場所にあります。
只見線と並走するカタチで伸びる国道252号線ですが、
福島県と新潟県の県境付近にある六十里越(峠)付近は
11月半ばから約半年ほど冬季通行止めに入る区間。
そんな事情も只見線の復旧を後押ししたのでしょう。
国道からは見えない場所に駅の看板が掲げられてますが、
これに気づかれる方っているのかしら?
国道から駅まで100メートルほど離れてます。
駅の奥に踏切が見えますけど、その先にあるのは…森だけ?
こんな立地にある駅ですから
只見線の列車代行バスは駅まで進入してくれず、
国道沿いでバスを待つことになるようです。
それがこの場所。
代行バスは鉄道時代の倍以上の6.5往復も運行されてるそうですよ。
鉄道時代には運行されてなかった
お昼の時間帯にも便が設定されてるみたいですし、
地元では意外に歓迎されてたり…ってことはさすがにないかな?
会津越川駅は列車1両分の長さの単式ホームと待合室を持つ
停留所タイプの駅でした。
国鉄時代は只見線に急行「奥只見」「いなわしろ」が運行されてましたが、
もちろんここは通過駅です。
会津越川駅の駅名標なり~
駅がある場所は大沼郡金山町ですが、
「全山町」と書かれているのは誰かがイタズラしたからですよね?
ちょいと気になってました。
最後は、会津越川駅の踏切を渡った先には何があるのかってこと。
民家はありませんが小道が続いており、奥に階段が見えてきました。
神社が出現しました。
…ということは、この神社のために設けられた踏切ってことか?
神社名は「二荒神社」だそうです。
神社について看板に説明書きがありましたが…
ごめんなさい、勉強不足でさっぱりわかりませんでした。
9月5の例祭の日はここが賑わうってことかな?
ここがドラマやアニメの舞台になったら
会津越川駅はファンで賑わう駅になるんだろうな…
などと妄想してみる。
不通区間の復旧では合わせて軌道の強化工事も行われてる模様。
ひと頃噂になった、只見川沿いのダムに堆積した砂を運搬する
貨物列車を運行するためでしょうかね?
だとすると鉄道ファンがどっと押し寄せるような気がしますが…
いずれにしても、どんな姿で復活するのか今から楽しみですね。
↑(会津若松駅方面)
七日町駅
西若松駅
会津本郷駅(平成28年12月7日)
会津高田駅
根岸駅
会津坂下駅
滝谷駅
会津宮下駅
会津水沼駅
会津川口駅
会津越川駅(平成28年12月7日)
只見駅
入広瀬駅
上条駅
越後須原駅
魚沼田中駅
越後広瀬駅
藪神駅
↓(小出駅方面)
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