皆さま、こんにちは！
駅舎は古くなると建て替え～解体されるのが世の常ですが、
稀にですけど「保存」される幸運なモノもあります。
割合はほんのわずかですけどね。
今から５年前、そんな幸運な駅舎を見てきました。
ここは連続立体交差の工事真っ只中（令和10年完成予定）で
駅も高架化が予定。
それに伴い地上にある旧駅舎は解体されるはずでしたが…
大正８年に建立された駅舎は登録有形文化財に登録されてたために
保存が決定され、平成31年の夏に西側に移築されて
コミュニティーとして活用されてたのです。
自分が訪れた時期は移設される前の現役だった時代。
明治40年に開業したこちらの駅でしたよ。
南海電気鉄道南海本線・諏訪ノ森（すわのもり）駅です！
ここにモダンな駅舎があること、
ブログのフォロワーさんから教えてもらったんですよね…
解体されるかもしれないから早く見た方がイイよって。
お陰様でじっくり見ることが出来ましたよ。
諏訪ノ森駅は明治40年に開業当時は200メートルほど北側にあり、
大正８年に現在地に移転された際にこの駅舎が建てられたとのこと。
ちなみに開業当時の初代駅舎があった場所には現在、
諏訪ノ森駅の下り線（和歌山市駅行き）ホーム＆駅舎がありました。
上り線ホームから下り線ホームを眺めましたが、結構離れてますね。
こちらは初代・諏訪ノ森駅の跡地に造られた
諏訪ノ森駅（下り線）の駅施設です。
理由はホーム幅を拡幅するためかな？
昭和40年代にこの地に駅が復活したらしい。
出札口＆改札は自動化されてるため、
自分が訪れた時は出札窓口はシャッターで閉ざされてました。
下り線ホームの全景です。
上下線が独立している駅は駅巡りにひと苦労しますが、
名鉄線ほどの数は無いので眼をつぶることにしましょう。
大正８年に駅が移設した当時は相対式ホーム２面２線構造だった模様。
国土地理院のサイトに掲載の昭和23年撮影の航空写真に
当時の諏訪ノ森駅が写ってました。
相対式ホーム時代の下り線ホームは跡形なく消えてしまいましたが、
上り線ホームは開業当時の石積みがそのまま残っているのがスゴイ！
駅舎もですが、このホームも貴重な代物だと思うのは自分だけかな？
南海電鉄線内で同時期に造られた現役の駅舎は、
他にも南海本線・蛸地蔵駅や高師浜線・高師浜駅がありますけど、
モダンさで比べたら諏訪ノ森駅のモノが飛び抜けてるでしょうよ。
この駅舎が素晴らしいのは外観だけではありません。
それでは内部を眺めてみましょう。
まずはこの駅舎イチ自慢のステンドグラスです。
蛸地蔵駅や高師浜駅の駅舎にもあったステンドグラス、
諏訪ノ森駅には浜寺の松林から淡路島を眺めた
「白砂青松」が描かれてました。
浜寺周辺は今はコンビナートが建ち並んでますが、
昔はこんな景色が楽しめたのでしょうね。
海辺が近かった諏訪ノ森駅、
海水浴客で賑わってた時代もあったそうですよ。
建物の梁や柱の装飾が何気にスゴイんです。
こんな駅舎が最近まで現役だったって言うんですから驚きですよね。
この柱だけでメシ３杯いけちゃいますって！
鬼殺隊の柱よりも、諏訪ノ森駅の柱は最強すぎ～
最後は上り線ホームの全景で〆ます。
昔あった下り線ホームの遺構が残っていれば面白かったですが、
それらしきモノを見つけることは出来ませんでした、残念！
諏訪ノ森駅周辺の高架化工事は着々と進み、
現在は仮駅舎で営業しているそうです。
こちらも近いうちに見に行きたい！
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表紙に描かれた南海本線・浜寺公園駅に注目です！
これ、めっちゃ欲しい！
難波駅
今宮戎駅
新今宮駅
萩ノ茶屋駅
天下茶屋駅
岸里玉出駅
粉浜駅
住吉大社駅
住ノ江駅
七道駅
堺駅
湊駅
石津川駅
諏訪ノ森駅（平成28年１月21日）
羽衣駅
高石駅
北助松駅
松ノ浜駅
泉大津駅
忠岡駅
春木駅
和泉大宮駅
岸和田駅
貝塚駅
井原里駅
泉佐野駅
羽倉崎駅
吉見ノ里駅
岡田浦駅
樽井駅
尾崎駅
鳥取ノ荘駅
箱作駅
淡輪駅
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