スリン県での三井の森づくり(三井物産支援)も2年目が終了しようとしています。
2年目の振り返りとして、住民グループのみんなと、これまでの活動について話し合いました。

洪水になる程の大雨の朝でしたが、30人以上の住民が集まり、これまでの森づくりについて意見を出し合います。

このプロジェクトでも専門家として指導してくれているカヤイさん。

天然資源環境省の南部地域の所長さんで、オイスカタイのブレーン的存在です。

話し合いの中で、興味深い話がありました。
以前の活動では、森林局に所属する作業員たちが外からトラックに乗って一斉にやってきて、植林作業や草刈り、防火帯作りをしていた。しかし自分たちの森でありながら、人の手で作られた森に対して、「私たちの森」という自覚が持てなかった。だから植えてもらっても結局また農地化され、元に戻ってしまう。ところが今、このプロジェクトで全てを自分たち自身で取り組むことで、「守るべき自分たちの森」という自覚が生まれ、違法な農地化を防ぐことができるようになった。と、住民たちは語りました。

住民主体での取り組みの重要性を明確にしているコメントです。
これまでのオイスカ方式が間違っていないことをここでも証明してくれました。


昼食は村の女性たちが協力して作った料理で、地元野菜や地元で獲れた魚など。
新鮮な食材と心づくしの手料理は、高級レストランよりも美味しいです!

10月から始まる3年目の最終年も、引き続き頑張ります!