今年もまた来年の活動計画取りまとめの時期になりました。毎年、毎年、この時期に白髪が増えます。笑

今年は来年から始まるオイスカの新たな目標、「Eco-DRR」について、タイのスタッフ全員が理解し、同じ方向を向いて一丸となって推進していくことを確認し合いました。
 “Ecosystem-based Disaster Risk Reduction “
その頭文字をとってEco-DRR。
つまりは生態系を活用した防災、減災のことを言います。

具体的にどういうことかというと、マングローブの森を再生して津波や高波から人々の生活を守ることもそう。水源林を守って洪水や土砂崩れを防ぐこと。
そうやって、自然の力を生かして、人々の生活を守っていく活動にこれからますます力を入れていきます。

オイスカの歴史をこういったオイスカのこれまでのスローガンでたどると、世の中も見えてきます。
①1961〜  Food first 
まずは各国で食糧自給ができるようにしようという時代、農業技術移転を実施

②1971〜  Grass roots 
地域に根付いた顔の見える草の根の国際協力を推進

③1981〜  Love green 
環境を整えなければ、地域の発展はありえないことから、環境保全に注力

④1991〜  Children Forest Program 
単なる植林ではない環境教育の必要性の高まりを受けて、CFPの開始

⑤2000〜  Love Furusato
全てをひっくるめて、総合的にそれぞれのより良いふるさとを作ること、母なる地球というふるさとを守ります

そして…
⑥2020〜  Eco-DRR
災害から身を守るために、私たちができること、やるべきこと!

世の中の状況とオイスカの目標は、常に連動しています。
地震や津波、台風、森林火災や土砂崩れ…。
次から次へと発生し、命を奪い、大きな被害をもたらす自然災害。
待った無しの時を迎えました。

Eco-DRRというスローガンのもとに、今最も求められている形として、これから10年間突き進みます!
私たちみんなの未来を、命を守るため、皆さんのますますのご支援、どうかよろしくお願いします!