これまで20年、タイでのマングローブ植林活動を続けてきた東京海上日動さん。20年といえば成人ですね!ラノーンでのマングローブ植林の先駆け的な存在です。
そして今年、お仲間のタイ現地法人さん、Tokyo Marine Insurance Thailand さんが、独自のマングローブ植林プロジェクトを始めました!
すごいです!本社での活動に現地法人が参加するのはよくある話です。でも、本社から独立して現地法人だけでプロジェクトを始めるのは初めての話です!

タイの森づくりを、タイの会社やタイ人たちが頑張ろうとしている、当たり前のことだけど、まだまだCSRという概念が乏しいこの国では嬉しい前進。この動きを精一杯応援したいと思います。
やっぱり東京海上さんは日本でも、タイでもパイオニア的存在です!

コロナで延び延びになっていた事前視察がようやくできました。
まずはお勉強から。マングローブについて、プロジェクトについて、改めて説明して理解を深めます。
タイ人同士だから通訳も挟まずに、すぐに質問が飛び交います。話も早い。

理解を深めたら現場へ。植林地を地域のリーダー、コーラーおじさんとまわります。
写真の背景の立派なマングローブ林はダンロップ、チームエナセーブの森です。写真だとわかりづらいですが、かなり大きな森に成長しています。
このモデルとなる森を見ながら奥に進むと、植林地です。

小さな川沿いに歩いていきます。この川も、容易に人が侵入して森を荒らさないように天然資源環境省が作ったもの。森を守るための川です。

着いた場所は点々とパームが残る荒地。ここは以前は鉱物を採掘していた場所。その後置き去りにされ、パームヤシなどを植えて不法に侵入されていた土地です。
土地の返還手続きも終わり、森の再生計画の中にある場所です。

青空の下に広がる植林地。この土地に大きな森が生まれたら、ダンロップの森のように美しく、その成果もわかりやすい森になるでしょう。
楽しみです。
コーラーおじさん、とても生き生きと色んな説明をしています。新たなプロジェクトのリーダーとして、喜びと自信に溢れています。
おじさんとの出会いに、視察メンバーたちも嬉しそうです。

たった1日で全てを見るので、急ぎ足で次の視察地へ。
マングローブリサーチセンターで美しいマングローブの海をご覧いただきました。この森の一部が、東京海上日動さんが20年作り続けてきた森でもあり、世界遺産登録を目指している森です。

島の小学校視察、マングローブの森のクルージング、そして子どもたちのマングローブ製品づくりの見学。
朝からこのために待ってくれていた子どもたち。すっかり夕方まで待たせてしまってごめんね。
でも立派に説明してくれて、商品もお買い上げいただけました。

残ってた商品、私も山のように買ってしまった…。
トビハゼキーホルダー、全て買い占め! 
マングローブの間伐材を削り、焼きごてで模様をつけてます。一つ一つ時間をかけた子どもたちや村人たちのまごころこもった手作り作品。これ、大好きなんです!色んな人に紹介したい作品。

マングローブ染のバッグや布製品も素敵です!

お買い物も済ませて、最後はミャンマーの見えるレストランで夕食。
いつも日没を狙って行きます。この日は雨上がりのサンセット。対岸はミャンマーです。

本番は今年の11月。これからタイ国内で、タイのみんなで環境を守れる体制づくりができるようになっていくといいなぁ。
タイのTokyo Marine Insuranceさん、本番もお待ちしています!